デビュー戦後、左トモ治療のためブルーステーブルへ放牧に出ているグランレーヴシチー。
「時は来た」とばかりに見学に行って参りました。
見学申し込み(友駿HC)
クラブの問い合わせフォームで見学希望のメッセージを送ります。
今回の場合、放牧の報(11/24(金))があってから最初の近況更新(11/28(火))を見てすぐに送りました。
11/24にすぐ送らなかったのは、1-2週間とかの短期放牧だと邪魔になると思ったので放牧の温度感を確認するためです。実際、春の関東入り直後もダメ元で問い合わせして断られました()
あと事務局は土日休みですから、確認されるのは最速でも週明けでしょうし大差ないなと。
近況で次走予定が1月東京(≒1月最終週)以降となっていたので、それなら大丈夫そうと思って連絡。
最初の問い合わせが可否確認のみで希望日程を提示していなかったこともありメールが2往復、日程確定までに4営業日ほどかかりました。
すぐ行く日程も考えたのですがいきなり押しかけるのは…と思ったので、余裕を持って間隔を空けた日程に。本日となりました。
ブルーステーブルへのアクセス
場所はここ↓
※要ズーム
KSステーブル内のブルーステーブルです(大事)
交通手段①車
基本的には車で向かうことになると思います。

入ってすぐのところに来訪者用の駐車スペースがあります。奥は調教師用。スタッフ等のみなさんは馬房横とかにてきとーに停めているようでした。
ただ自分は車を持ってませんし、借りるのもなあ…と思って却下。
交通手段②電車・バス
なかなかしんどいです。
- JR常磐線に乗る
- ひたちの牛久駅で下車
- 稲敷エリア広域バスに乗る(バス停「ひたちの牛久駅」)
- バス停「筑波南奥原工業団地中央」で下車
- 徒歩20~30分
以上のようなルート。一見スムーズですが問題は見学時間。13時~13時30分(日曜不可)とのことで。バスのダイヤと突き合わせると、行きの下車後と帰りの乗車前で計4時間の待ちが生じます。冬場にこれはしんどい。却下。
交通手段③自転車
対象が自分の場合に適用できる特殊な第3案。いわゆる輪行。
かねてから主に聖地巡礼旅行で輪行するためのスポーツ自転車を買いたいと思っていて、それを今冬に計画していました。
ブルーステーブルは牛久駅から13~14kmということで問題なし。納車日を見学前日に設定し、準備万端。
…しかし本日の天気予報は雨(滞在中は結局降りませんでしたが)。買ったばかりの自転車をいきなり濡らすわけにはいかない。諦め。
じゃあどうしたかと言うと、自転車で行きました。シェアサイクルです。「自分の自転車が濡れるのが嫌ならよその自転車で行けばいいじゃない」というクソ野郎精神。
牛久駅近辺には皆無なのですが数駅先の土浦駅はシェアサイクルがかなり充実。霞ヶ浦が近いこともあり、サイクリングの街として売り出しているようです。シェアサイクルのラインナップにクロスバイクがあってびっくりしました。
土浦駅~ブルーステーブルは約17km。まあ良かろうということで、このルートを採ることに。よく考えたら電車代+レンタサイクル代でレンタカー代を賄えた気がする
ブルーステーブル訪問!
そういうわけで土浦駅でクロスバイクを借りてブルーステーブルへ。
Googleマップが細かな路地を縫うように進む経路を設定してきやがったので結構大変でした。でも土浦からブルーステーブルへ南東↘︎に進みたいのに主要な道はほとんど南西↙︎向きなのでしょうがない…
一応なんとか13時直前に到着し、事務所らしきところをノック。
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おじさん「え、連絡きてないよ?」
うわー(事務局が)やっちまったかー、と思いました。しかしメールで教えてもらった住所を見せてみると、どうやら別のブルーステーブルらしい。(前掲の地図参照。近くにありますね)
Googleマップで目的地をKSトレーニングセンターに設定するところまでは(一応)間違っていなかったのですが、最後に地図を見たときKSトレーニングセンターの近くにあるブルーステーブルを頭にインプットしてしまったのでした。
正しい目的地は近くですし1人で再び向かえば良かったのですが、「13時を数分過ぎてしまうな…」と自分は一瞬困り顔。
おそらくおじさんはその困り顔を、「正しいブルーステーブルの場所が分からない…」と解釈したのかもしれません。親切にも車で先導してくださいました。感謝。
自分としては目的地へ案内してくれることよりも、自分が時間に遅れた理由を説明する前に暗示してくれる証人となってくれることへの感謝の方が大きかったですが…()
こうして5分弱遅刻してしまいました(申し訳ない)が無事現地に到着。馬洗場に栗毛で結構似ている流星の馬がいましたがその子ではなく、スタッフさんが馬房から連れ出してきてくださいました。

1か月ぶりのグランレーヴシチーです。いきなり知らんやつが来たわけですが穏やか。パドックより近くで見れて、触ることもできて感激です。

かわいい。
最初はスタッフさんだけでしたが他の馬を見ていた場長さんも合流し、色々お話してくださいました。
スマホは写真撮ったりでボイレコできず、取材下手なもので大してメモもとれず、記憶になりますが…
膝蓋について
左トモの膝蓋が抜ける件について。放牧に来たときはかなり状態が悪かったらしいです。

調教どころかまともに歩けなかったようで、馬房内でもバランスを崩してあちこちぶつけ、外傷をたくさんこさえてしまったようです。
幸い注射を打てる獣医さんがいてくれたおかげですぐに治り、2回目の注射も終わった今は全然大丈夫だそう。先週栗田先生が馬体確認に来られた際(1回目の注射後?)も、その回復ぶりに驚かれたそう。また馬体確認に来られるのが楽しみと仰っていました。
昔はこういう症状が出た場合「3本ある腱(?)のうち1本を切る」という荒療治をしていたらしく、そんなことをせずともよくなっている技術の進歩に感謝です。
なお最新の近況で右も外れていたと言及がありましたが、そちらも一緒に治療してもう大丈夫とのこと。
膝蓋の件に関連しそうなのでここに書いときますが、スタッフさんがちらと「左トモが弱い」と仰っていました。
ダノンベルーガは右トモが弱い→右回りの最終直線(左手前)で不安ありという話を聞いた覚えがあるので、グランレーヴは逆ということでしょうか。次走はコーナー考慮で府中が予定されていますが、左回りは大丈夫なのかなあ…
旋回癖について
最近の近況で初めて言及されましたが、この癖はもとからあるようです。
運動の時間が近くなってくるとそわそわして旋回し始める(?)らしく、早めに馬房から出してウォーキングマシンに入れるように配慮してくださっているとのこと。
旋回癖といえばサイレンススズカですがあちらは左回りだったらしく、右回りのグランレーヴはやっぱり競馬も右回りの方がいいのかしらと思ったり(笑)
夏負けについて
大きな試練となった夏の暑さですが、ブルーステーブルで夏負けしたのはグランレーヴだけだったようです(苦笑)
この子だけのためにエアコンを導入したらしく、ありがたいやら申し訳ないやら。
1度乗り越えたから来年は大丈夫だろうということで、来年は元気に過ごしてくれることを祈ります。来年が今年よりさらに暑くならないことも祈ります。グランレーヴのためにも、自分のためにも()
馬体重について
デビュー戦で458kgという軽さだったことに驚いた出資者は多かったと思いますが、やはり本意ではないようです。
夏負けが長引いたこともありデビュー戦は無理に仕上げず出したとのことでした。(それで3着だったんだから間違いなく走る、とも)
今回訪問時の馬体重は480kg強。今は何kgあるんですかとスタッフさんに聞いたら、わざわざ体重計まで連れて行ってくださいました。
場長さんとしてもこのくらいの体重がベストと思っているようで、510kgくらいまで増やして筋肉をつけて競馬は480kgくらいで臨みたいという希望のようでした。
実際春の入厩時は510kgでしたし、出資者も同じくらいの馬体重を想定している人が多いはず。もりもり成長して欲しいものです。
期待について
育成が順調に進んでいたことやデビュー前の調教、デビュー戦の内容など、出資者としては今後の活躍への期待で胸が膨らみます。
とはいえ自分は「とにかく未勝利を脱して少しでも長く現役でいて欲しい」というスタンスを堅持しているわけですが、場長さんは胸膨らますタイプのようです。
来年は夏も大丈夫なはず…の文脈で自分が「どちらかというと未勝利を脱して夏休みを過ごしていて欲しい」旨の発言をすると、「未勝利を脱して」の部分に反応して「1勝といわず2勝3勝」と仰っていました。
その他の会話のなかでも「より上へいける馬だ」という思いを窺えた気がします。名前の通り大きな夢を見させてくれるといいですね。
春入厩↗夏負け↘デビュー好走↗怪我↘と上がって下がっての繰り返しなので心配で心配で気が休まらないのですが、1勝したら遠慮なく胸膨らます派に加入したいと思います。
動画
1つだけ。あとはスタッフさんをがっつり映してしまっていたり、自分がペタペタ触っていたりするので…
その1つも、膝蓋の件(とそれに伴う外傷)への意識があってかなり画角が下に向いてしまっていますけど。
牛久を楽しむ
そのまま直帰ではなく、せっかく自転車なので周辺を観光。

平成生まれ、世界最大の大仏様。高さ120mですって。周囲に高い建物がないので結構遠くからも見えます。
往路の道中で視界に入ってなんかやべーのがいるとすごく気になっていたので、帰りに寄りました。さすが平成生まれというべきか、中にエレベーターが通っていて登れます。観光地。
ほかにも神社、アウトレットモール、ライトウインズなどなど牛久~ブルーステーブルの間には色々ありそうでした。
今回は牛久大仏だけで帰路へ。復路はちょっと遠回りして霞ケ浦沿いのサイクリングロードを通ったので、それも観光といえば観光です。
場長さんもまた来てねと言ってくれましたがもちろんそのつもりで、放牧される毎に1回は会いに行きたい。牛久大仏以外のあれこれも1つずつ訪れていこうと思います。
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