ついに初めての出資馬がデビューを迎えます。一口馬主デビュー戦。
予定通り現地観戦してきたので回顧録。暇な人は長文駄文をくらいやがりませ。
競馬場まで
福島を訪れるのは10年ぶり2回目。
東京から新幹線で約2時間。始発…は無駄に早いので、開場のちょっと後に着くくらいの新幹線に乗車。福島駅で下車してから30分ほど歩いて競馬場に到着。
バスもありましたが便数が多くなさそうでしたし、30分くらい歩いてええやろ(雑)という感じ。
バス1台に抜かされましたがギュウギュウ詰めだったので、徒歩を選択してよかったという感想。
地元の方々は車なんでしょうね。ほぼ朝イチなのに駐車場が激混みでした。
地元といえば今回アクセスを調べて知りましたが、福島競馬場はすごく立地がいいんですね。最寄りが県庁所在地の中心駅とは。
相馬野馬追とかも有名ですし、福島県は馬好王国に違いない。
予習・戦前評価
グランレーヴの出番である5Rの前に自らの位置どりと動きを考えるべく予習。
1Rはゴール前の人出を観察。居座らず後から来ても2列目くらいで見れそうな感じ。
レース後は口取り撮影・勝利騎手のサイン会(ある場合)がどんな流れ、場所になっているかも確認。1Rを勝った角田大和騎手がサイン対応をなさっていたので、サイン欲しい人はあそこに集まればいいんだなと把握できました。
グランレーヴの口取りは募集がありませんでしたが、もし万が一勝った場合はサイン会に混ざりたいですからね。
馬券は1R前にひと通り買いました。単複応援3種を保存用と予備で2枚ずつ、そしてサインを貰う用の応援馬券1枚。
グランレーヴがどう書かれているか知りたく、流れで競馬新聞も初購入。なんかよく聞く気がする専門紙2種。
レース後の陣営コメントを参照するためネット記事を読む縁があるので東スポも買いたかったのですが、競馬場売店では取り扱っておらず。
近くにセブンがあったなと思い、2R前後にいったん競馬場から出て東スポを探しに。ありましたよかった。(馬券のみでなく新聞も保管するつもりなのですが、そのまま残すか切り抜くか迷い中)
3Rからはパドック。12番の馬は「止まーれー」がどこになるのか確認してそこに陣取り、空いた時間で新聞3紙をチェック。
各紙に見える栗田先生のコメントは概ねこんな感じ↓
- 素直
- スタミナ未知数
- 平坦はいい
近況でもマイルに言及されていたように、やはり体力面に確信がないようなコメント。
会員からすると父シュヴァルグランでチェスナットコートの弟なのでスタミナタイプを想像しがちですけどね。動きからはなんとも言えないということなのでしょうか。
また、各紙の評価はざっくりいうとこんな感じ↓
- 東スポ…3-4番手くらい。調教採点的には5番クラッシファイドや15番タッケンウルル、記者印的には2番ハクシュや5番クラッシファイドが上位。
- 競馬エイト…1-4番手くらい。記者印的には2番ハクシュ・4番リアルビギニングや5番クラッシファイドと同等。
- 競馬ブック…4-5番手くらい。記者印的には2番ハクシュ・4番リアルビギニングや5番クラッシファイドが上位。
どの紙面も似たような評価。◎をつける記者が1人いるかいないかであとは▲や△が多数派。本命筋ではないものの上位に評価いただけていたのは嬉しいですね。
オッズも2番クラッシファイドが抜け気味ななか2-5番人気あたりをうろうろ。競馬ファン的にも評価は割れているようでした。
対面!
パドックに張り付く人はほぼおらず、ポジション確保は余裕。ただし日陰ということもあってとにかく寒い。
張り付きまではしなくて良かったかなと思いつつも誰か来たらと思うと引けず、寒さに震えながら1時間…
11時32分、パドックに若駒たちが現れました。待ちに待ったグランレーヴとの対面です。
新馬戦らしく、周回から外れたり尻っ跳ねたりする馬が多数。16頭のうち5,6頭は取り乱すシーンを見ました。
一方のグランレーヴは、目の前の馬(11番ペペロンチーノ)が放映用のカメラにほぼ毎周過剰反応するのに惑わされることなく、ゆっくり大外を周回していました。カメラもなんのその。
落ち着いている…というか、ぼんやりしている?印象。(後で栗田厩舎のInstagramを見たらデビュー馬紹介の投稿で「おっとり」と評されていました。納得。)
歩様や馬体がどうなのかはよく分かりません。ほぼ新聞の予想通りな馬体重でしたが、それが460kg弱であるというのは意外でした…。春の入厩前は500kg前後で推移していたのに。
しかし1頭だけカッポカッポと蹄の音がしていたのは印象的です。きっと元気。
そして「止まーれー」の時。4Rまでと位置がズレて、想定していたところには9番・10番あたりの馬が止まりました。周回中に動揺する馬が多かったので、馬同士の間隔を空けるようにしたのかもしれません。
まあしょうがないかな…と思っていたところ、グランレーヴシチーのところには見覚えのあるグラサンの人が。
まさかの栗田先生登場。今日は福島だったんですね。
調べてみると今日は管理馬の出走が福島のみのようでした。とはいえククナの面倒を見に京都(ないし栗東)にいるものと思っていたので、福島に来ていただけて嬉しい限りです。
レース本番!
ゴール前に立ち、返し馬から見ることができました。地下馬道が長いのか、パドックを見届けてから移動しても間に合うようです。
しかし角度的にターフビジョンが見づらく、リアルタイムでは勝負どころ(コーナー付近)での状況を把握できず。向正面ではなんとかポジション保ってそうだけど4角あたりでどこにいるか分からない(圏外に消えた?)と思って心配していたのですが…
ゴール前で気づいたら3着にいてびっくりした…
3着に来てくれたのは馬券的にもよかったです。
紙馬券は記念なので払い戻しはしませんが、ネット投票の方が当たりました。
パドックを見てて1番人気の5番クラッシファイドは落ち着いてましたし、ぼんやりグランレーヴと違って目力が強く、信頼できそうな人気馬だなと思ったので。相手にしてワイドと馬連を買ってました。
ちなみにレース後は検量所の方へ行ってグランレーヴと斎藤騎手が戻ってくるのを見届けたのですが、栗田先生もお迎えに来ていました。結構大きな声でレースのことを話しており、がんばれば聞き取れそうな気もする。
映像も撮っていたので後からよく聞いてみましたが、部分的にしか聞き取れませんでした。
- スタート~~右に流れて
- ~~ハマったと思ったんですけど
- 最後勝ち馬に負けちゃったのは~~
- 坂を~~と思うんですけど
うーん分からん。週明けのコメント待ちですね。
レース振り返り
後で改めてグランレーヴの映像を見ると、スタートは右にヨレていたんですね。がっつりゲートにぶつかってる気がする。
スタート後の直線では何やら外(左)側に意識が向いているようで、決してスムーズとは言えそうにない序盤の展開。
よく先団内目につけれたなと思います…スタミナ未知数ななか距離ロスを減らしてくれた斎藤騎手に感謝。
次いで向正面の追走はあまり問題なさそうでしたが、3角入ってすぐガシガシ動き始める鞍上の手綱。しかしペースが上がらないグランレーヴ…
直線向いて残り200を切ったくらいでようやくスピードに乗ったようで、そこからの末脚は見事でした。
このあたり(4角〜直線入口)のパトロールを見ると、スタート後と同じく外(左)を向いているような気が。
直線向いたときがっつり目の前が空いてるのに外へ出ているのですが、これはさすがに騎手の判断ミスとかではないような…。うちの子がすみませんという気分()
- 二の足が結構速く、最初の直線の長さ次第で外枠からでも先団につけれる
- 加速しきってからの末脚はなかなか
というのが良かった点だと思いますが、課題は山積みのようです。週明けはどんなコメントがくるんでしょうね。
何はともあれ無事完走できたばかりか3着入線してくれたわけですから、万々歳のデビュー戦だったと言えるでしょう。あとはどこも故障してなければ完璧です。
今後の展望(欲望)
まずは無事であることですが、次の段階としてはとにかく早いうちに未勝利から離脱してもらって安心したいのがかねてからの望み。
このままいったん放牧でもいいのですがまだ11月上旬ですし、年内にもう一走とかできたらいいなと思っています。
ただ福島は来週までなので、年内だと中山か東京になってしまいますね…
近場であるのはありがたいのですが、今回栗田先生が各紙で「平坦は良い」と仰っていた点は気になります。実際調教タイムをみてもウッドコースと坂路コースの差が結構ある印象なので、坂があるコースはどうなんだろうなと。
しかし平坦コースは冬の小倉や春の新潟/福島とまだまだ先…。しかも遠いし。なんとか坂をこなしてくれと思うしかないですね。
また、鞍上はできるだけ継続していただく方が好ましいとは思います。斎藤騎手自身も継続騎乗で成果を出すタイプという印象です。
しかし斎藤騎手は栗東所属ですし、調教に乗ってもらえないのが難点。うーんどうなるんだろう。
騎手についてはすぐには分からないでしょうが、次走予定は週明けにコメントいただけたらいいなあ。
おまけ
1人でデビュー祝いに、福島競馬場名物と書いてあったもつ煮込みを日本酒と一緒に。ウマい。
12Rまで見た後、駅に戻る途中で神社を発見。お参りしておきました。朝のうちにしておくべきだった…
御祭神(豊受比売命)にグランレーヴのデビューを報告しておきました。
競馬向けな御守りもあったので購入。機会を見て厩舎に贈りたい。
帰りは新幹線でなく鈍行で。せっかくなので駅メモで福島-宇都宮間を埋めておこうと思い立ったので。
のんびり電車に揺られ駅メモをポチポチしながら、今日の回顧に浸るのでした。
ちなみに、何も考えず流れで乗った電車が終電でしたあぶなかった。
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