本日18時よりDMMバヌーシー2022年産馬の馬名募集が始まりました。
もちろん応募したい。というかしました。18時待機して即ポチです。
去年(友駿ホワイトヴェール21:現グランレーヴシチー)と同じく、思考過程を記録しておきます。
ところで去年は3案提出したのですが、何で応募したかソラで思い出すことができなくて焦りました…去年の記録の候補単語リストを見ないと分からなかった…
ルール確認
昼間にTwitter(現X)で「同馬名は先着順」というルールを見かけ、募集告知には何も書いてなかったけど気をつけなきゃなんだなとハッとしました。
実際募集画面にも色々書かれていたので要点を整理。
予定スケジュール
- 馬名募集:2024年1月14日(日)23時59分まで
- 馬名投票:2024年2月上旬頃
- 馬名決定:2024年2月下旬頃
募集期間は3か月、さらに投票を経て決定までに1か月半。なかなか長い道のりです。
考案者特典
- 命名の記念品
- デビュー戦で勝利した場合の口取り式参加権
命名記念品に加え、デビュー戦のみですが口取り式参加権の抽選をスキップできるようです。いいなあ。
注意事項
- 応募は先着順とし、同一馬名を重複して応募することは不可。
※ブとヴなどの表記違いも同様。 - 投票対象となった場合、考案者のニックネームを公表。
- 応募は一人あたり1案限り。
先着順についてはTwitterで見た通り。自分は特に問題ありませんでしたが、被りそうな名前は応募できるかどうかで激戦模様らしい。重複しているとシステムで自動的に弾かれるらしいですが、表記違いも弾くのかな。すごいな。
一人1案というのも驚きでした。友駿は制限がなかったので、同じ感覚で2案用意していました。
また、応募画面には同意を求めるチェックボックスがありました。注意事項としては書いてなかった3つ目の任意項目に要注意。
- ニックネーム公表の同意(必須)
- クラブによる英字馬名や由来訂正の同意(必須)
- 採用時に本名公表の同意(任意)
何も考えずにチェック・応募してしまうところでした。全然OKな人ももちろんいると思いますが、自分はNGなので。
投票詳細ルール
友駿はそもそも投票がなく運営が一方的に決定するものでしたし、出資者が応募馬名を確認・投票できるのは楽しい。
ただし1つ(2つ?)だけ、注意というかなるほどというルールが。
- クラブにて投票対象となる馬名案を選考
※既に登録済みの馬名(現役馬の馬名)など、馬名登録審査を通過できないことが明白であるかを確認。 - 馬名最終候補への投票受付を開始します。
- 得票数はその馬への出資口数(上限なし)で重みづけされる。
→投票人数による多数決ではない。 - 投票は投票受付期間中に限り、出資口数にかかわらず馬名最終候補【1案】に対してのみ。
※複数案に対して出資口数を分割しての投票は不可。 - 投票期間終了後【3案】を馬名登録申請。
- 申請対象については次の優先順で決定。
- 票数の多い順
- 投票人数の多い順
- 3)クラブが合理的と判断する順
- 馬名は公益財団法人ジャパン・スタッドブック・インターナショナルによる審査を受ける。
※同時に申請できる馬名案は希望順で【3案】が上限。いずれも審査を通過しない場合、順次繰上げ・再申請する。 - 馬名登録完了後、お知らせにて発表。応募画面にて本名の公表を同意していた場合、当該お知らせ内に「馬名考案者」として本名を掲載。
ルール3の「重みづけ」ですが、投票者の出資数に応じて投票時に入る票数が大きくなるのだろうと解釈しています。
4口出資しているAさんが馬名aに投票した場合、馬名aの得票数は4…とか。もしかすると「4口=10票」みたいな傾斜がかかっている可能性もありそう。
「自分が名前をつけた馬が走る/好走する/勝つ」という体験は素晴らしいものでしょう。
複数口出資することの利点は配当が多く貰える以外に何かあるのかなと疑問に思うことがあったのですが、これがそうなのではと勝手に納得。
出資者はほとんどが応募するでしょうし、応募者はほとんどが自分の馬名をこそと思っているはず。他の応募者からの票を得ることは難度が高いですよね。なんか『僕のヒーローアカデミア』の委員長選挙(12話)を思い出しました。
そんななか、自分の投票が自動的に複数得票となるのはかなり有利ですよね。
そしてルール4「分割投票不可」がそれを加速させています。「複数口あるし自分と他のどれか気に入ったやつにも…」ができないので。そうなると優先度が高いのは自分への投票でしょう。
でも多分これは「自分への投票を促進するため」が第一目的ではなくて、「分割投票に伴い得票数の集計が複雑化することを防ぐ」ためじゃないかなと勝手に考察しています。
前述の「4口=10票」に考えが及んだ要因になるのですが、単純に「口数=得票数」なら、分割投票可にしても何か支障があるとは思えないので。逆に「口数≠得票数」で分割投票可にすると、それはもう色々(略)と支障があるでしょうから…
馬名を考える
ルールを確認したところで、馬名検討の詳細へ。あくまで過程のみで最終的に何と応募したかは(ほぼ特定できるものの)書きませんが。
前述のとおり自分の候補2案に対して応募できるのは1案のみだったので、出資者がたまたまこの記事に辿り着いてたまたま同じ思考を辿ってたまたま応募しなかったもう1案に至らないかなと思ったり。
あまり悩まないようにして最初に浮かんだ案で応募しましたが、もう一方が候補に挙がってたら結構迷いますねー。
近親馬の名前
何かしら同じ傾向で名前を考えるのが普通だし選ばれやすいのではと思うので、そちらを整理します。
馬名 | 関係 | 馬名意味 |
---|---|---|
ヴァイスハイト | 母母 | 賢明、知恵(独) |
ロスヴァイセ | 母 | ワーグナー作「ニーベルングの指輪」の登場人物名より。母名より連想 |
ロイバルト | 半兄 | 曲名(※)。母名より連想 (※)ワーグナー作。 |
ヴァーンフリート | 半兄 | リヒャルト・ワーグナー旧居の名前 |
スキルヴィング | 半兄 | 北欧神話の主神オーディンの別称。高座につくものの意。母名より連想 |
ジークルーネ | 半姉 | ワーグナー作「ニーベルングの指環」の登場人物名。母名より連想 |
「ソニンク牝系」とも呼ばれるこの血統、その始まりであるソニンクはヴァイスハイトの母ですが、出身はイギリスです。しかしヴァイスハイトはなぜかドイツ語名になりました。
次いでロスヴァイセはドイツ繋がりでワーグナーへ。キャロットファームHPを見るとJRAが公表している馬名意味に更なる補足がありました。名前の響きが似ているからということで、「ヴァイs」の部分を指しているのでしょう。
そしてロスヴァイセの子たちは、①ワーグナー、②『ニーベルングの指環』の枠内で名前がつけられていきます。スキルヴィングは馬名意味に直接の言及がないものの、②の分類ですね。『ニーベルングの指環』にはオーディンも別名で登場するようですし。
ロスヴァイセ22は牝馬ですから、より注目すべきは母ロスヴァイセと半姉ジークルーネ。どちらも「『ニーベルングの指環』に登場する、ブリュンヒルデの妹たるワルキューレ」です。「『ニーベルングの指環』に登場する女性」から更に絞られています。
ここから馬名の軸を考えていきます。
軸の選定、応募
その1:『ニーベルングの指環』に登場する、ブリュンヒルデの妹たるワルキューレ
一番そのままなやつ。とりあえずwikiを見てワルキューレの名前を確認しnetkeibaで調べましたが、狭き門。
名前 | 備考 |
---|---|
ヴァルトラウテ | ノルマンディーOC所属。2020年生、競走現役。 |
ゲルヒルデ | 該当なし |
オルトリンデ | 社台ファーム生産馬。2006年生、繁殖現役。 |
シュヴェルトライテ | ノルマンディーOC所属。2019年生、競走現役。 |
ヘルムヴィーゲ | 個人所有。2016年生、繁殖現役。 |
ジークルーネ | 姉 |
グリムゲルデ | 該当なし |
ロスヴァイセ | 母 |
繁殖馬の名前が除外されるかは微妙かもですが、何の重複も無く残るのは2つです。個人的には響きがあんまり好きではない。ガ行が引っ掛かるのかな?でもそんなこと言ったらグランレーヴシチーが()
あとはロスヴァイセ22が残り2つのうち1つを消化してしまうと、続く子孫への広がりがなくなってしまうのも気がかり。どうせだからキャロットを離れてDMMにやって来たこの子の時点で、新しい見地に立って枠組みを広げてみたい。
その2:『ニーベルングの指環』に登場する女性
ワルキューレからちょっと枠を広げてみます。女神とかいますし。
…と思ったけどやっぱり女神も被りまくるし、残ってる分でピンとくる名前がなかったので回避。
その3:北欧神話に登場するワルキューレ
『ニーベルングの指環』の元をたどれば北欧神話で、その北欧神話には他にもワルキューレが多数登場します。そちらに枠を広げられないかと。
こちらもwikiが整備されており、ワルキューレの名前を一覧で見ることができます。
これは個人的にいい感じでした。自分の候補2案のうち募集しなかった片方は、ここから出しています。
どれとは言いませんが「祖母ヴァイスハイトにも通じる名前があった」と書くとほぼ一意に定まる気がする。
課題は2つあって、まず1つはwikiに記載されているワルキューレ名の意味の妥当性を検証できていないこと。典拠がしっかり示されているのでそちらに触れておくべきと思いましたが、そこまでやれてないので…
もう1つの課題は、続く牡馬の名前について枠が広がりすぎていること。牡馬にワルキューレの名前をつけるわけにはいかず、そうするとジャンル分類が「北欧神話」になっちゃってるので。
まあそこでワーグナーとか『ニーベルングの指環』に戻ってもいいかもしれませんけどね。
その4:父要素+母要素
「母名から連想」だけでなく「父名から連想」も足してみる欲張り案。
ここで一応父の名前に触れておくと、
サトノダイヤモンド:冠名+宝石名。流星の形から連想
ということで。「ダイヤモンド」は額にある菱形の流星が由来となっていますね。ロスヴァイセ22も父ほどはっきり大きく整った菱形ではないものの、似たような流星があります。
だからというわけではありませんが、
- 父名から連想:宝石の名前
- 母名から連想:ドイツ(超ざっくり)
という括りで何かないかなと。
最初は『ニーベルングの指環』に出てくる宝石でいいやつないかなーと思っていたのですが、主たる鉱物が「ラインの黄金」だったので。ちょっとそれは無いかなと。
というわけで上記2つの枠を抱えてネットの海に飛び込み、浮かんできた名前で応募しました。
なんといっても難点は母要素が薄まりすぎていることですね…。父要素を欲張ったばかりに肝心な方が疎かになった気がします。なんか去年も似たような反省(ウマ娘要素を欲張って実馬要素が薄まった)をしたような。
応募後にこうして書いて整理しているわけですが、改めて軸3と軸4で迷いが生じてきました。もし投票候補で軸3が出てきたら本当に迷うやつですねこれ。
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