終わりました。
先週の第一報~第二報の段階では、
なんとか治療して地方競馬移籍で中央復帰狙いかな…母父クロフネでダートもこなせなくはないだろうし、賞金的に南関東移籍できそうだよな…
と思っていました。大甘でした。
経緯と所感の整理
あんまりグダグダとお気持ち表明したくはないのですが「こういうことを思っていた」というのが時の経過と共に薄れていくのも嫌なので書き留めておきます。
この1週間、「なんだかなあ」と思うことがそれなりにありました。
経緯
先週からの流れ。「なんだかなあ」と関係ない蛇足な部分も多分に含む。
- 1/29(月)
- 2/4(日)出走予定と判明
- 1/30(火)
- 2/4(日)の指定席に申し込む(抽選落ちは想定していない)
- 1/31(水)の昼
- Twitter(現X)で調教情報のツイートを見る
- 調教情報が更新されてるわけないけど、なんとなく友駿HPを開いてしまう
- 「追い切りで股関節を痛めました」
- 程度によるだろうけど早くて2月末か、再放牧か…出走してないけど会いにいくか?という程度の認識
- 2/1(木)※以降、今日まで日中はほぼ1時間に1回友駿HPを開いてる。
- 「腸骨翼の骨折」「重度ではないが療養6か月」「未勝利間に合わない」「再ファンド」
- 腸骨骨折で予後不良が記憶に新しかった(タリフライン)ので一気に不安に。しかし「気にする」程度のようだし「重度ではない」と言われているので命に別状はないかと落ち着く。
- 再ファンドで地方競馬なら、近場の南関東であってくれないかな…岩手県行ったことないからそっちでもいいかな…。という程度の認識
- 2/2(金)調教情報更新
- 「強めに追って計時」←①
- 2/5(月)定例の近況更新
- 「経過観察しています」←②
- 2/8(木)
- Twitter(現X)「グランレーヴシチーが抹消されている」
- JRAのHPを確認すると、確かに2/8付けの抹消一覧に名前が。なお近況更新は無し。←③
- 2/9(金)追加更新
- 「様子を見ていました」「診断9か月」「旋回癖」「重度の骨折」←④
- 「ファンド継続断念」
- 「治療後は乗馬として余生」
所感
「なんだかなあ」ポイント4点について。
①「強めに追って計時」
JRA-VAN等の情報源を有していないので詳細を知りませんでしたが、「強め」の追い切りだったことを知りました。
前提として、それまでの追い切りは悪くない時計であるらしいものの、ずっと「馬なり」で一度も「強め」の調教がない点が気になっていました。
あまり詳しくありませんが栗田厩舎は「2週前強め→1週前馬なり→当週馬なり」というイメージを持っていたので。やっぱり左トモの不安で負荷をかけられないのだろうかと思っていました。
そこにきて「当週強め」。併せたセントラルヴァレーも「当週馬なり」でしたし、イメージしていた調教パターンと違うことに疑問符。
もちろん何か考えがあったのでしょうが、それを知ることはできません。
調教情報を知ったのは故障・骨折の報を聞いた後ですから、なおさら「パターンから外れる当週強めの追い切りで怪我とか何やってんの?」という疑念が強かったです。
②「経過観察しています」
最初の怪我をした5日後、骨折が判明した4日後の近況がこれだけだったので「ちょっと待て」と。何もしてないのかと。
膝蓋が外れたときも馬房内でバランスを崩して2次災害的な外傷を負っていました。まして今回は骨折したわけですから、観察しているだけじゃなくて治療しないと悪化してしまうのではないかという不安。
だからこそ2/1の記録では「一両日中に」処置をするのだろうと書いたわけですし。
そもそも左トモの股関節を痛める⇒翌日に右トモを気にし”始める”⇒骨折判明という流れだったので、骨折自体が左トモ外傷の2次災害的なものなのではないかという疑念も湧きました。
実際はスタッフさんたちが何かしら悪化しない工夫をなさっているのかもしれませんが、何も書かれていない以上は「何もしていない」と受け取ることしかできないです。
③なお近況更新は無し
まず前提として、月曜の「経過観察しています」から木曜まで情報ゼロ。「何もしていない」ようです。
まあ一応、何もしていないにせよ、というか何もしていない以上、骨折は悪化していないのだろうと受け取ります。
そこに登録抹消の報。いや、「報」ではないけど…
近況更新が無いこと自体は、驚きはしたものの何も思わなかったです。したがって、他と比べると「なんだかなあ」の度合いは低いです。
今までも「~しました(突然)」系の近況報告はよくあり、「これから~します」という予告を貰える印象の方が薄かったので。「これから抹消します」などと事前に知らされるとはそもそも思っていません。
ただ「経過観察しています」⇒「抹消」という流れだったので、状況が急変した=予後不良が連想されてその意味で不安になりました。少なくとも翌日には近況が更新されるだろうからそれを待つしかない。
④「様子を見ていました」「診断9か月」「旋回癖」「重度の骨折」
「様子を見ていました」の文言で、自分の受け取り方としては「何もしていませんでした」で確定。
前日に予後不良が頭をよぎっていたので、生きていることが分かってホッとしたのはとりあえず大きい。
ただ、
- 療養6か月、未勝利戦間に合わない可能性⇒診断9か月、復帰1年
- 重度ではない⇒重度の骨折を発症してしまい
と、しっかり悪化してます。
最初のコメントは獣医の診断ではなく調教師の感覚で、次のコメントは専門家の正確な診断だから言ってることにズレがあるだけ…という可能性も考えました。
しかし最初の方もレントゲン検査をしたうえでの話ですし、調教師コメントも「~ようです」と伝聞調なので、最初からきちんと獣医の所見。1週間何の処置もせず経過観察に終始した結果悪化したと受け取ります。
処置しない/できない理由が何かあったのかもしれませんが、何も書かれていない以上は(前述の繰り返し)
旋回癖については正直それほど言うことは無し。
ただ「馬体がしっかりしてくれば」とか「在厩期間をできるだけ短く」とか消極的な方策しか述べられていなかったので、長期的にでも旋回癖そのものをどうにかする手段はないものかという思いがありました。
「完治しても旋回癖で同じことになる」と言われたので、解決する手段はないんだなと確認できたというだけ。
今後について
ファンドの継続断念は金銭的な意味でメリットとなる一方、グランレーヴシチーの馬生を見守る意味で特大のデメリットとなります。
メリット
金銭的な意味は当然ながら友駿HCの一般会費。
2022年産駒に続き2023年産駒も、出資する気はあまりありません。しかし、グランレーヴシチーの再ファンドがあるならそれだけのために会員資格にしがみつくつもりでした。
その再ファンドがなくなったので、運用終了精算とともに退会するのが基本方針となるかと思います。
そもそもこの3年間会費なりのサービスを受けられていると思ったことはほぼありませんでした(ブルーステーブルへの取り次ぎだけは感謝したい)ので、無駄度の頗る高かった出費とお別れできることになります。
でもメリットなんてその程度です。
デメリット
引退馬支援の重要性が訴えられる昨今において、引退馬の境遇がどれほど厳しいかは、具体性はともかくとして自分含めほとんどの競馬ファンが認識しているものと思います。
調教師からは「治療後は乗馬として余生を送ってもらいたい」とコメントをいただきましたが、何も確たるものはありません。
まず治療してもらえるのかというところから疑っているのは、ここまでの文脈で察してもらえるでしょうか。精算終了、退会までの間に予後不良のお知らせが来る可能性もあると思っています。思ってはいても覚悟はできていません。
また、乗馬も狭き門のはず。乗馬が趣味の人なんて知り合いの知り合いで数人というレベルですし、年間数千頭に及ぶ競走馬の行き先を賄えるほどの需要はないでしょう。ましてや全治9か月の怪我というハンデを負っていて受け入れ先はあるのか。
自分が引き取れれば万事解決なのですが、さすがに経済的に厳しい。どうにか一定以上の質がある引退馬受け入れの牧場に落ち着いてくれたらと願うばかりです。
そして行き先がどこにしても、一番つらいのは「どこに行ってどうなったかすら分からないことが多い」らしいということ。
乗馬にしても牧場にしても、行き先さえ分かれば絶対に連絡をとって会いに行きます。乗馬クラブだったら入会するまであります。
でもどこに行ったか分からなかったらどうしようもありません。
最悪(本当に最悪ですが)、「予後不良になりました」でも「屠畜場に行きました」でもいいんです。いち出資者として、どのような行く末を歩んでいった(歩んでいる)のかきちんと見届けなければならない(見届けたい)と思っています。
ここだけはなんとか。退会する前に今後の情報源の目途だけはなんとか見出しておきたい。
今後の出資に関する考えごと
昨年10月頃に書いたものの公開するに至らなかった記録があるのでそれをベースに。年月等の表現を修正するほか、現状に合わせた加筆部分は青文字にでもしておきます。
考え方の変化
最初の頃も一応は理解していたことですが、競走馬への出資で利益を出せることは稀だと思います。
全体で見たときに勝ち上がれる馬というのはごくわずかですし、勝ち上がったとしても1勝で馬代・維持費を回収できるわけがないのでその後も結果を残せなければなりませんし。
しかし当初の自分は「投資」とか「金融商品」とかいう言い出しから始めています。厳しさは念頭に起きつつもやっぱりどこか楽観的に期待はしている、そんな感じでしょうか。
それから1年2年経つなかで、金銭的なリターンを得ることへの期待度はだいぶ薄れました。まして1頭目の出資馬でこういう結末を体験した今、そんな期待度は底をついていると言えます。
一口馬主は推し馬を見守りその活躍を夢見て行く末を見届ける体験をする、という消費活動ですね。
「投資」ではなく「消費」、「出資する」ではなく「(サービスを)購入する」という心持ちです。表現として一般的でないので「出資」の語を用いますけど。
そういうわけで前提として「支払ったお金は返ってこない」ので、得られる体験への満足感を重視する方向に。
最高の体験は「出資馬が勝つ/活躍する」ことですからその分金銭的なリターンが生じることになるので、到達点だけ見ると変わりませんけど。その過程への比重が大きくなった、と言うべきか。
その点でいうとDMMバヌーシーへの入会に今のところ満足しているというのはDMMの入会間もない頃に書いた通り。
1年目は400~500口のクラブを中心に見ていて1000口以上はスルーしていたので、考え方の変化(ローリスクローリターンへの着目)がここにも表れているように思います。
出資展望
新年の展望でも書きましたが、やはりキャロットクラブ・シルクホースクラブへの新規入会を試みるつもりではいます。初めての出資馬の結末を受けてかなり気分が落ち込んではいますが…
図らずして友駿退会の目途が立ったので、とりあえず「万が一の3クラブ掛け持ち」の線は消えました。
キャロットクラブ
特にキャロットクラブには注目したい。一部繰り返しになりますが、
- アドマイヤベガの牝馬がNFに多い→NF系のクラブに籍を置きたい
- 母馬優先制度が魅力的(出資した母の子にまた出資する、という体験をしたい)
というのが主な理由(友駿に母馬優先制度があることは忘れていました)。必要コストは上がるのですが、得られる体験は十分それに見合うと期待しています。
2023年は「まあなんだかんだいって5~10頭くらいは2次募集に残るのでは」という楽観的な考えのもと、1次募集期間の段階でカタログや歩行動画をじっくり観賞し、アドマイヤベガ血統を含む18頭をピックアップしていました。このくらい選んでおけば1・2頭は残っているでしょうと。
ただ現実はそう甘くなく、1.5次募集の時点で残り7頭。ピックアップ18頭のうち残ったのは1頭(ペルレンケッテ)のみ。次点だった子(フォルテピアノ)を合わせても残り2頭。
そして2次募集でその2頭の名はなく、残りは中央予定が1頭と地方予定が2頭のみ。先ほど「コストは上がるがそれに見合う」と書いたものの、設定した予算は10万円(出資)まで。3頭ともそれを大きく超えていました(出資15~18万+入会金+維持費)。
キャロットクラブは「1年目は入会するためだけの出資。好きな馬を選ぶのは2年目から」と言われます。
中央の1頭は血統的には魅力的でしたし、別に出せない金額ではないですし、そもそも申し込んでも当選確率は低いですし、申し込みだけしてみる…?という考えがよぎります。
しかしまだ歴が浅いものの、一口馬主が今後どれだけ続くか分かりません。対してキャロットクラブに入会する一番のモチベーションは「母馬優先」。
- 牝馬に出資する(1歳夏)
- その牝馬が引退する(3歳~6歳)
- その牝馬が繁殖に上がる(3歳~7歳?)
- その牝馬から子が生まれる(4歳~8歳?)
- 生まれた子がキャロットクラブで募集される(5歳~9歳?)
2023年度2次募集で残ったのは牡馬のみだったので牝馬に出資できる可能性があるのは2024年度以降と考えると、どんなに早くても6年を要します。
そう考えると逆に行動は早い方が良いようにも思われますが、行動開始後に気持ちや生活環境がどれほど維持されるかは不透明。その状況で20万+αをポンと掛け捨てできるかと考えたとき、結論は「急ぐ必要はない」でした。
シルクホースクラブ
8月に展望していたとおりですが、キャロットを諦めた代わりにSFunC(シルクファンクラブ)へ10月1日付けで再入会しました。カンティアーモを見守りつつ、2024年度募集にむけて在籍期間を確保しておく算段。
SFunCのカンティアーモを見ていると、シルクの近況更新は1歳10月から開始で2歳2月まで月1回のようですね。その点は友駿HCと大差なし。
近況開始から月1回動画を投稿いただけているのは嬉しいですが、2歳3月で近況更新が毎週更新になると共に動画投稿が途切れているのは寂しい。
そもそもシルクに母馬優先制度はなく実績制度をとっているので、全体で年に1~2頭しか出資するつもりのない身には厳しそう。
自分は6月に一時的に在籍していましたが利用者IDは新たなものが付与され、そのIDの差を見るに7~9月の3か月間で会員は約900人増。こちらも新規入会は狭き門となりそうですし、実績制度を念頭に置くとそこまで拘らなくていいかなという気も。
DMM/友駿HCの新規/追加出資
8月時点では①DMMのロスヴァイセ22に追加、②同じくDMMのキストゥヘヴン22に新規、③友駿HCのどれかに新規、の三択。
「金銭的リターンは求めない」前提が明確になった以上、金銭的リターンへの期待が主要かつ唯一のモチベになるであろう①複数口出資は無し。馬名投票の利もあるようですがそもそも候補に残らないと意味ない。
続いて③ですが、キャロット云々の間にアドアード22は満口に。満口タイミングはグランレーヴシチー(1歳8月下旬)とほぼ同じかちょっと遅いくらいでした。
自分の次点(というか総合的に考えたら最上位)であるフルールシチー22は秋時点でまだ残っていたものの、結局出資せず満口に。
これは馬がどうこうというより、偏に友駿HCの会員サービスに満足していないからですね。「過程を重視する」前提が明確になったので、馬に愛着を持ててもクラブから情報を満足に得られないと分かっているのなら慎重にもなります。情報のなさは今回の件で余計に際立ちました。
2023年募集のラインナップも(当歳時点とはいえ)値段ほどの魅力を感じていない以上、出資検討は後ろ向きで良かろうと思います。前述のとおり、グランレーヴシチーの精算終了と共に退会が基本方針です。
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