原作14~15巻(81~86話)で描かれた長距離サイクリング。82話のタイトル(イヌ子とメイの山梨縦断 サイクリングロードの旅)がそのまんま過ぎて、被らない記事名付けが困難。
自転車を買う時点でなでしこの伊奈ヶ湖キャンプ輪行はやるつもりでいましたが、こちらは想定していませんでした。相手がロードバイクだし。しかし時を経て段々とやりたくなってきてしまいました。
今年の11~12月は聖地巡礼ツーリングイベントに輪行で参戦するつもりだったのですが、「路面凍結が危ない」という至極真っ当な理由で開催時期を再検討するため延期。せっかくなので今のうちに山梨縦断サイクリングを実行することに。
サイクリング実行から間もなくアニメ4期の制作が発表されました。本エピソードも描かれるはず。まだまとめている途中だったのですが、急いで書き上げました。
サイクリングルート
“イヌ子とメイ”という語句が頻出するので、IMと略して表記します。個人メドレーみたいですね。
参考
アニメ化はまだの部分ですが、既に聖地特定&巡礼はネットに出回っているっぽい。
- “蜃気楼の如く“さん
- “ゆるキャン△聖地巡礼の旅“さん
前者のサイトはかなり網羅的にスポット調査が進んでいたので、自分で調べているときの確認用に重宝させていただきました。
後者のサイトは現地に設置されているサイクリングロードマップを撮った写真の画質が非常に良く、ルートを考える参考になりました。ネットでさっと調べたくらいだと山梨県のサイクリングロードがいまいちよく分からず、結局のところこれが一番分かりやすくて…
コース
コース図
調査時点で既によく分からなかったり自分が実際に通ったのと違ったりする区間もあるのですが、とりあえずナビタイムで作成したものは以下。
IMはみとみの湯でギブアップしてキャンプ場に搬送され、翌日にキャンプ場~雁坂トンネル前を走破しています。本図は搬送された区間も含めたフルスペックバージョンです。
この段階で一言だけ言わせてもらうとしたら、みとみの湯~キャンプ場区間を諦めたのはマジで英断。
コース補足
※コース作成時に設定した経由地点の通し番号を使いながら説明。PCからアクセスすれば分かりますが、スマホだと経由地点や通し番号が見れないかも…?
ますナビタイムを使っている背景として先に説明しておくと、googlemapだとルート設定できない道が多かった(サイクリングロードなど)ことが端緒にあります。
サイクリングのコース設定に適したものとしてナビタイムを見出したものの結局十全ではなかったので、googleを使っているスポット図(後掲)も一応のルート設定はしています。
以下ナビタイムコース図の補足。細かい話なので、読み飛ばしたい人は次項へジャンプしてどうぞ。
⑦道の駅富士川~⑧パンビオロジック空我ですが、原作でどこを通ったのかよく分かっていない区間です。いろいろ迂回してて分からぬ。
自分が通ったのもコース図とは異なっています。図は堤防道路を通っていますが自分は堤防下のルートを選択。また、⑦で曲がって国道52号に合流するのではなく、そのまま真っ直ぐ進んで国道140号に合流。途中で舗装がなくなって砂利道になるので、マップが道として認識してないんですよね。
⑧パンビオロジック空我~⑪自転車休憩所も原作からだと不定。14巻81話における計画段階だと三郡西橋と東橋の間からサイクリングロードに入っていくような描写があります。しかし事前調査の段階でて本当にそこから自転車休憩所に到達できるのか疑問だったのと、当日に当該サイクリングロードを見て心もとなく感じたため回避。
15巻目次で描かれている交差点(大正交差点)や穏池橋を東側(笛吹川左岸側)から見たカットから、国道140号を通ったものと判断しました。
⑫中道橋~⑬白井河原橋の区間はサイクリングロードから一時離脱。サイクリングロードの順路に従うならいったん笛吹川を離れ、支流を遡って新油川橋・新恵比寿橋まで進むことになるはず。
ただ15巻82話でIMがサイクリングロードの道のりを振り返る際に出てくる甲府盆地の図ですが、笛吹川に沿って進んでいるように見えます。一度笛吹川から離れて∩の字を描いている区間は、パンビオロジック空我へ寄り道したことによるもののはず。というわけで再び国道140号を選択。
⑮食事処みはらし~⑲諏訪神社(牧丘)も不定区間で国道140号を選択。もはやサイクリングロードの旅ではなく国道140号の旅と名乗った方がいいかもしれません。
万力公園~七日市場までは、原作描写が皆無なので分かるはずもなく。七日市場~諏訪神社は一応15巻82話の最後のコマが描写として存在するのですが、いまいち分かりません。2車線道路の描写であることから国道140号を通ったものと仮定しましたが、それっぽい景色が見当たらないんですよね…
以上4区間の補足でした。15巻82話最後のコマ、現地に行けば何か見出せないかと思ったのですが…
結果
身延に前日入り(下部温泉に宿泊)し、1日がかりで実践。
実践編の細かい記録は割愛し、結果概要のみ。
IM(推定) | 執筆者(てげてげ)&友人M | |
5時頃 | ローソン中富飯富店出発(推定) | |
6時半頃 | 下部温泉発 | |
7時過ぎ | ローソン中富飯富店出発 | |
9時半頃 | 笛吹サイクリングロード走破(推定) | |
10時半~11時頃 | 石和付近で休憩(友人M合流) | |
11時過ぎ | 雁坂みちふもとのスーパーを出発 | |
11時半 | 笛吹サイクリングロード走破 | |
12時半~13時過ぎ | 道の駅まきおかで休憩(推定) | 道の駅まきおかで休憩 |
13時45分頃 | みとみの湯に到着 | |
14時頃 | みとみの湯に到着(推定) | |
15時前 | 道の駅みとみに到着。30~40分休憩 | |
16時前 | 雁坂トンネル前に到着。帰路へ | |
~16時50分頃 | 西沢渓谷を散策 | |
17時10分頃~18時10分頃 | みとみの湯で休憩 | |
19時10~20分くらい | 石和温泉駅付近に到着 |
下部温泉~スタート地点まで5km、メインのサイクリングが78km、ゴール地点~石和温泉まで30km。合計113kmを走り切りました。100km超えは初めてですね。
IMのタイムテーブルは以下のように設定しています。
- 雁坂みちふもとスーパーの出発時間は確定
- 万力の森及びスーパーの所要時間を1.5hと仮設定し、笛吹サイクリングロード終点の到着時間を推定
- 「身延を出発し走ること約4時間半」によりローソン中富飯富店の出発時間を逆算
- 雁坂みちふもとスーパーの出発時間は確定
- 道の駅まきおか~みとみの湯の所要時間も確定(約1h、約5km、獲得標高約110m)
- スーパー~道の駅まきおか(約8km、獲得標高約170m)の所要時間を1.5hと推定
- 道の駅まきおかの推定到着時間が自分と被ったので、同地での休憩時間も同程度で設定
IMのタイムテーブルは事前に計算しておらず、実践後に記事を書いている最中に作成。めちゃくちゃ朝早かったんですね…。しかし途中で逆転できていました。まだまだ若いもんには負けんよ。
先ほどチラと言及しましたが、IMがみとみの湯でドロップアウトしたのは本当に英断。作中でも言及されているように、みとみの湯~キャンプ場は傾斜がよりキツくなります。傾斜8%の標識を3・4回、帰りの下りでは傾斜9%の標識も見かけました。傾斜が緩くなる区間が少なく、ひたすら登り続けるというのもしんどい。
ただ前回やった鰍沢~伊奈ヶ湖サイクリングの方がキツかったなという感想。わざわざ細かい比較を載せるのは野暮かなと思ったのでやめておきますが。
IMからも「なでしこちゃん/先輩と比較せんといてや/しないでほしいッス」とクレームがきそう。
スポット
他サイトでいくらでも載っているでしょうが、本図に対応させる形で写真も後ろに置いておきます。
↓↓リスト(ページ内リンク付き)↓↓
- ローソン中富飯富店
- 西島バイパス南交差点
- 風早稲荷大明神付近
- 富士川町消防団水防倉庫
- 国道52号下
- 富士川いきいきスポーツ公園
- パンビオロジック空我
- サン建機リース市川営業所(大正交差点)
- 穏池橋
- 自転車休憩施設
- 桑戸橋北
- 根津橋西詰交差点
- くじゃく橋
- 万力公園
- おかじま七日市場店
- 諏訪神社(牧丘町隼)付近
- 道の駅まきおか
- 県道213号線合流地点前
- 笛吹農園直売所(ハッピードリンクショップ牧丘成沢2号店)
- 下釜口歩道橋
- みとみ笛吹の湯
- 広瀬ダム
- 道の駅みとみ
- 西沢渓谷入口
- 雁坂トンネル料金所
聖地巡礼+α
実践編や旅行記を割愛する分、いくらか余計な掲載写真がありますがご容赦いただければ。
再度補足しておきますが、”イヌ子とメイ”という語句が頻出するのでIMと略して表記してます。
前日
タイムスケジュール的に前日入りが必須。せっかくなので身延を回ってきました。
前も語りましたが現地を自転車で回るために輪行用の自転車を買ったわけで、身延巡りこそ真に目的に適っていると言えます。
身延山(久遠寺)
5巻26話で千明たちが初詣に来てましたね。
まだ富士山が雪化粧していませんでした。山梨側は一昨日(11/7)初冠雪が観測されたようですが、どうやら観測史上最も遅かったらしい。
本堂~山頂はロープウェイで楽ちんなのですが、本堂までの階段(菩提梯)がきつかった…。上りはともかくとして、下り。手すりを使わず一歩一歩じっくり下りたら脚がプルップルになりました。次の日がメインなのに。
商店・観光地巡りキャンペーン
富士川町が中心のイベントですがちょっとだけ身延も含まれていたので、そちらだけ回ってみました。
「武州屋」さんで巾着袋付きのスナック菓子を見つけました。巾着袋のサイズ感がよく、まだ用途を決めてはいませんが重宝しそう。
下部温泉プライベート花火
前日は下部温泉(下部川沿いの「いずみ旅館」)に宿泊していたのですが、突然花火の音が鳴り響いてめちゃくちゃ驚きました。
川の反対側。近いんだわ。
調べて見ると、線路の反対側にある下部温泉ホテルで実施しているプライベートサービスらしいです(これ)。他のツアーサイトにも情報があり、時間は20:10からで固定とのこと。確かにそうだった。
申し込んでいる人がいないと発生しないイベントだったわけで、それを間近に見れてラッキーでした。
身延町~富士川町
1.ローソン中富飯富店
スタート地点。地図を見ていてセルバ みのぶ店とかが近いなあと思っていましたが、実際に来ると本当にすぐそこでした。
コンビニの建物も一応撮影していますが、トラックがたくさん泊まっていたり、建物自体の外観が違っていたり(※)と、載せてもなと思ったので省略。
(※)コンビニの入口が左側→中央に移動。外にある倉庫も撤去されています。他の聖地巡礼記事を見ていると、かつては原作のような感じだったっぽい。
2.西島バイパス南交差点
14巻81話の最後のコマですね。標識と排水機場で特定してます。
交差点は背後にあります。
3.風早稲荷大明神付近
15巻82話の最初のコマですね。青看板で特定してます。
地図上で示せる場所が近くになくて、何と説明すればいいのか困る…
4.富士川町消防団水防倉庫
事前調査の段階ではよく分からず、”蜃気楼の如く“さんを参考にしました。IMの会話と合わせて色んな角度から描かれているんですけどね…。土地勘のなさが露呈。
倉庫の奥にサイクリングロード入口の標識があります。
これ。
5.国道52号下
めちゃくちゃ逆光だったのですが、手で陰をつくってなんとかそれっぽい構図に。
6.富士川いきいきスポーツ公園
写真は国道52号をくぐった後の構図。右手が公園(競技場)です。
その次のコマで公園を真横から見る形になるのですが、逆光で無理過ぎたので諦めました。
~サイクリングロード終点
7.パンビオロジック空我
IMは8時台には確実にここを通過していると思うのですが、当店は11時開店です。以前はもっと早く空いてたのかな…
8.サン建機リース市川営業所(大正交差点)
作中ではなく15巻の目次絵ですが、前述したとおり、IMはここを経由したと思うことにしています。
9.穏池橋
原作の構図に合わせてパノラマで撮った写真もあるのですが、自分の影が映り込んでいて興醒めしたのでなしで。
左折すると笛吹川サイクリングロード、直進するとIMが休憩した場所です。
10.自転車休憩施設
この休憩所から直接笛吹川サイクリングロードに入ることはできず、また穏池橋の方に戻る必要があります。IMは純粋に休憩のため立ち寄ったのでしょう。
川中島合戦絵巻
石和橋付近で友人Mと合流することにしていたのですが、近くでなにやらイベントが。
川中島の戦いを再現するイベントのようです(これ)。開始時間がまだ先で、それまで待つことはできませんでしたが…
11.桑戸橋北
事前調査の段階ではよく分からず、”蜃気楼の如く“さんを参考にしました。「サイクリングロードってどれ?」状態だったので、ルートを把握するのに助かりました。
12.根津橋西詰交差点
正確には交差点の下をくぐったところ。
またしても逆光で四苦八苦。
「走り切った―――ッ!!!」のところ。
13.くじゃく橋
「走り切った―――ッ!!!」のところで振り返るとこんな感じ。
右手がくじゃく橋。確かにそれっぽい装飾。橋は小さく、すぐに「食事処みはらし」です。
友人Mは序盤ですし自分も合流待ちの間にたっぷり休憩してしまっていたので、次の万力公園含めあまり滞在せずそのまま先へ。
14.万力公園
動物とか見たかったですが、トイレ休憩だけして国道140号へ向かいます。
~雁坂トンネル料金所
15.おかじま七日市場店
IMは買い出しをしたうえでここを11時過ぎに発っているというのだから、早いものです。(自分は12時前に到着)
16.諏訪神社(牧丘町隼)付近
道中の風景ですが、通っている道が明らかなので探すのは楽。
まだまだ雁坂は始まったばかりです。
17.道の駅まきおか
ここでお昼ごはん。うどんセットをいただきました。
道の駅内でIMが休憩したところ(椅子・テーブル)はよく分からず。倉庫横に椅子が畳んであるのを見かけたので、日によっては設置してないのかも。
18.県道213号線合流地点前
帰りは県道213号線を使うと塩山駅に行けるわけですね。使いませんでしたけど。
19.笛吹農園直売所(ハッピードリンクショップ牧丘成沢2号店)
新たにコラボ自販機が増えそうですね。
20.下釜口歩道橋
もうすぐみとみの湯です。
21.みとみ笛吹の湯
逆光アゲイン。
この段階では入浴しませんでした。色々溶け出すから…ではなく、まだ上って汗をかくので。
温泉は帰りに利用。券売機横に立っているおばちゃんがフレンドリーでした。入るときにやり取りしたほか、入浴を終えて友人Mが出てくるのを待つ間はニュースを見ながら雑談。
雁坂の勾配
みとみの湯を過ぎてから最初に見た「8%」の標識。
伊奈ヶ湖への道のり(県道413号線)では見かけなかったはずで、自転車に乗りながら見たのは初めてでした。前述しましたが413号線の方がキツかったと思っているので、あちらは10%を超えていたのかもしれません。
22.広瀬ダム
千明&鳥羽先生パートより。IMは帰るときに自転車で通りましたね。
ここまで来ると傾斜はもう落ち着いていてほぼ平坦なのですが、道の駅まではまだ少し距離があります。もうすぐそこだと気が緩んでしまったので、長く感じてツラかった。
23.道の駅みとみ
多分4人とも、施設を利用したのはキャンプ翌日だけでしょうか。IMはどっちもカツカレーを食ってる気がする。
食事処みはらしで休憩しなかった分、自分はこちらでソフトクリームタイム。巨峰&バニラのミックスをいただきました。なにやらトッピング付きのものもありそうでしたが売り切れてました。
なおキャンプ場(笛吹小屋キャンプ場)は道の駅のすぐ反対側ですが、「利用者以外は写真を撮るな」的な注意書きがありましたので無しで。
24.西沢渓谷入口
時間はまだ大丈夫そうだったので、帰りに渓谷にも寄ろうとしました。案内板を見て1周3,4時間かかることを知り、すぐに引き返しましたけど。
最序盤、ネトリ大橋からの風景。(周遊の順路としては最後っぽい)
25.雁坂トンネル料金所
終点はすぐそこ。思ったほど傾斜がキツくないのか終盤で元気が出たのか、ペダルも軽く感じました。
高さ制限の標識は事前調査の段階で把握していましたしすぐ分かったのですが、次のコマでIMが休憩している地点はよく分かりませんでした。うーん…
ゴール。まあこの後3時間かけて石和まで戻っているわけで、全体としてはまだまだ途中です…
友人Mのおかげで最後まで飽きることなく乗れました。こんな意味わからんヒルクライムに付き合ってくれて感謝ですね。
コメント