「どこかにビューーン!」の割引クーポンを持ってるんですよ。
新幹線駅4か所がランダムに抽選され、申し込むとどれか1つの往復新幹線がそのまま予約されるというJR東日本版ぶっとびカードです。
JR東日本管内が対象なので東海道新幹線とかは対象外なわけですが、東北新幹線は対象内。自分は東北に未訪問県が4つもあるため、経県値を上げるのにはうってつけ。

この4つで申し込みました。何度も抽選をやり直しましたが全部東北という提案は1度もありませんでした。必ず新潟・長野・関東が1つは紛れ込んできます。
長野は10年ちょっと前に1度だけ旅行。松本城とか戸隠神社とかに行きました。葛飾北斎(応為要素は少なめ)の聖地である小布施に未だ行ったことがなかったため、長野は割と歓迎です。
しかし他の3つ(山形・青森・岩手)ならどれでも経県値が上がるので、そちらの方がより嬉しいけど…

長野でした(記事タイトルでネタバレ済み)。初の小布施行です。

当日、長野駅へ到着直前のガラガラ車内。指定されたのが停車駅のやや多い便(あさま)だったため、長野駅まで乗る客が少なかったようです。

長野駅から小布施町までは自転車で。電車でもいいのですが15kmくらい大したことないですし、町内での足があった方がよい。
時期的に路面凍結とかないか心配でしたが、ピンポイントにこの土日だけ春並みの陽気でした。2日目が曇り気味でほんのちょっとだけ雨がパラつきましたが、全体として天気に恵まれたと言ってよいでしょう。
小布施町といえば「八方睨み鳳凰図」の岩松院と「東町・上町祭屋台」の北斎館。1日目は岩松院へ。30分ごとにスタッフさんの解説会が行われていました。基礎知識のほかに絵の鑑賞ポイントも教えていただきありがたい。
3年前にNTTの企画展でデジタル鳳凰図を見る機会がありました。壁に投影されたものを鑑賞する形だったので視点が限られましたが、実物は天井なので、座る/立つ位置でいくらでも視点が変えられます。それで色の見え方が変わるとは知らなかったので驚きでした。

あと岩松院の近くには高井鴻山とのエピソードが描かれたスライド式絵本も。町内で他に3つ発見しました。全部でいくつなんだろう?

こちらは岩松院から少し離れて浄光寺…の側にある遊具。綱渡りの一種?これも町内あちこちにありました。泊まった民宿の庭にも。
もうこの時点で夕方。宿にチェックインしたのち温泉へ。穴観音の湯・あけびの湯という2つの温泉施設が並んでいました。宿で割引券を買えた前者を利用。
なんかかなり硫黄の匂いが強かった…。温泉素人なため珍しく感じ、成分表示をメモ。今後入る温泉も成分表示をきちんと確認して比較しようと思います。
その後は温泉併設のレストランで軽く食事した後、初の試みとして「地元の居酒屋」に突撃してみました。緊張した…
「木挽」という店に入りました。宮崎の焼酎と同じ名前だから…ではなく、Googleマップの口コミにお店の方が気さくでいい人と書かれていたから。
色々話題を振ってくださいましたし、特に地元の常連さん夫婦が入店してからはお店の夫婦&常連さん夫婦に混ぜてもらってかなり話が弾みました。1時間いれれば十分かなと思ってましたが4時間近く滞在してました(民宿の門限で強制終了)。
常連さん(夫)とは競馬の話にもなったのですが、中山記念当たったのかな…ボーンディスウェイが軸に入ってたしシックスペンスを外してたから当たってなさそう…。自分も同じなんですけど。

2日目は北斎館からスタート。企画展+常設展示ですが、常設は屋台だけですね。
企画展は北斎作品を利用した服飾品でした。
屋台は少し距離を置いての鑑賞だったので肝心の天井絵が見づらいな…と思いましたが、屋台に組まれている天井絵はレプリカで、本物は間近に鑑賞できました。すばらし。
ただ1つ良くなかったこととして、ループ音声で流れる解説の音量が小さかったです。ただでさえ何もなくても集中しないと聞き取れないのに、子ども用の遊具部屋が隣だったためノイズが多い。そもそも一般客も展示室で普通に私語してるのでますますノイズ。
壁に記載されている解説と内容が違ってそうだったので一応ひと通り聞こうとしましたが、計5回くらい聞いたんじゃないですかね。約2時間半の滞在のうち30分くらいはこれでした。
北斎館を出るともうお昼前だったのでひとまず昼食。昨日常連さん夫婦に聞いた近所のカフェに。
ひと息ついてからは高井鴻山記念館へ。北斎が小布施へ来た理由の人ですね。書斎が現存しています。

応接間(?)の上手より。この目線の先には北斎や応為が座っていたかもしれません。

下手より。北斎や応為がこうして座っていたかもしれません。
ここまでで目的の訪問はいったん済み、再び岩松院へ。常連さん(妻)が鳳凰図の解説スタッフの1人だったのですが、その人から聞いた鑑賞ポイントを昨日の解説さんからは聞けなかったんですよね。せっかくなので実践のため再訪。昨日とは違う解説さんからまた新しい鑑賞ポイントも聞きました。
自分が聞いた鑑賞ポイントをまとめるとこんな感じ↓↓
※よく図版で掲載されている向きを基準とします。[]内は現地基準。
- どこから見ても鳳凰の目線が自分へ向いているように見える(「八方睨み」と呼称される所以)
- 下側[本堂手前]から見ると輪郭線が黒、上側[本堂奥]から見ると銀色
- 中央右端[本堂本尊に向かって中央左端]に絵具皿の跡がある
→制作時は床に置いて描いていた証拠。天井へ直接描いたわけではない - 左上[本堂本尊向かって右奥]から見ると、芭蕉の葉に重なっている羽の輪郭線の色が葉の色と同化してしまう
- 右上の風切り羽は真下から見るか対角側から見るかで見え方(細長さの程度)が大きく変わる
- 下部に芭蕉葉でできる三角形の空間は上下反対の富士山ぽく見える(宝永山付き)
- 鳳凰の鼻の穴が富士山ぽく見える
- 中央の鳳凰の体が露出している赤い部分は「心」の字に見える
1日目に2人、居酒屋で1人、2日目に2人、計4人のスタッフさんから解説を聞きました。やや無理やり感のある説明もなくはないですが…。
あとはお土産を買ったり、居酒屋のご主人から勧められたお店でおやきを食べたりしたのち長野へ戻り、帰京。
天気にも人にも恵まれていい旅行になりました。次回挑戦するときも東北3つ+長野でやってみたいですね。


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