葛飾北斎・応為が描いたことのある人物

葛飾北斎・応為

FGOに登場する葛飾北斎(応為)はシナリオやキャラクターボイスで、自分が描いたことのあるサーヴァントに関心を寄せることがあります。源為朝や頼光四天王あたりがその筆頭でしょうか。

大量の作品を残し人物の絵も多いですから、北斎(応為)が彼らに対して生前から蓄えている知識・印象も相当なはず。
FGO本家内はもちろん、二次創作とかでも絡みがあるといいなと思っています。

というわけで、そういう「絡みがあるといいな」の対象になるであろうサーヴァント=葛飾北斎・応為の作品で画題となったことのある人物を調べてみることにしました。

調べ始めてだいぶ序盤で気づきましたが、日本や中国の人物であれば思った以上に片っ端から描いてらっしゃいます。北斎さん舐めてましたすみません。

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諸注意

記載対象

描かれているのを見つけて名前を確認できた人物。北斎・応為とは画号が異なる(春朗・宗理・為一など)作品も含みます。

Fateシリーズ未登場の人物も、今後に備えて「その他」に記載。登場した際は各行へ昇格させます。

読本(小説)の登場人物やシリーズものを含めると人数が爆増するので、「その他」に載せるかも判断が難しい…。読本の主人公とかは確実に記載しますが、それ以外はなんとなくで。機会があれば通読するなりして、記載するか考えたいところ。

記載順

目次のとおり、五十音順で。名称はFateシリーズ内のものを用います。

付加情報

  • 当該人物が描かれている作品名(図録・展覧会等で見たもの)
  • 概要を知らない人物である場合、作品解説やググって目についたワード(主に「その他」の人物)
  • タイトルだけだとどの作品か区別がつかなそうである場合、所蔵・落款など。

あ行

芦屋道満(あしやどうまん)

『北斎漫画 十一編』、『敵討裏見葛葉 五』

茨木童子(いばらきどうじ)

『北斎漫画 四編』、『絵本武蔵鐙』、『源平名頭武者部類』

牛若丸(うしわかまる)

『北斎漫画 四編』、「浮絵源氏十二段之図」、『絵本早引 名頭武者部類』

燕青(えんせい)

『忠義水滸伝画本』

か行

覚者(かくじゃ)

『絵本庭訓往来 三編』、『釈迦御一代記図会』

葛飾応為(かつしかおうい)

「何屋何兵衛様宛 北斎証文」

作品と呼んでいいかは疑問ですが、北斎が描いた応為の肖像(?)はこれくらいしかないらしいので…

葛飾北斎(かつしかほくさい)

「北斎肖像」(井上和雄1932所載)

韓信(かんしん)

『和漢絵本魁』

鬼一法眼(きいちほうげん)

『北斎漫画 四編』

鬼女紅葉(きじょもみじ)

『北斎漫画 十一編』

※凧の絵柄として描かれている。

清姫(きよひめ)

『絵本早引 名頭武者部類』、『画本早引』、「道成寺図」

※安珍・清姫伝説をもとにした能を描いたものであるため、正確には役者を描いたのであり清姫を描いたわけではない。でも作品として好きなので記載してます()

九紋龍エリザ(くもんりゅうえりざ)

九紋龍史進のこと。

『忠義水滸伝画本』、『新編水滸画伝』

玄奘三蔵(げんじょうさんぞう)

『名頭武者部類』

項羽(こうう)

『和漢絵本魁』、『絵本孝経』

呼延灼(こえんしゃく)

『忠義水滸伝画本』

さ行

坂田金時(さかたきんとき)

『北斎漫画 初編』、『北斎漫画 四編』、『北斎漫画 十二編』、『画本早引』、『絵本和漢誉』、「豆まきをする金太郎」、「鶯と金太郎」、「熊と金太郎」

佐々木小次郎(ささきこじろう)

『絵本和漢誉』

司馬懿(しばい)

『絵本早引/名頭武者部類』

酒呑童子(しゅてんどうじ)

『北斎漫画 十編』、『絵本和漢誉』、『絵本早引名頭武者部類』

諸葛孔明(しょかつこうめい)

『唐詩選画本』、『絵本早引/名頭武者部類』

徐福(じょふく)

「徐福図」(埼玉県歴史と民俗の博物館)

清少納言(せいしょうなごん)

「五歌仙 衣」

千利休(せんのりきゅう)

『北斎漫画 十編』、『画本早引』

た行

太公望(たいこうぼう)

『画本千字文』、『絵本早引 名頭武者部類』

大黒天(だいこくてん)

肝心のご本人が召喚されてないので扱いが難しい。

『北斎画鏡』、『略画早指南 後編』、『北斎漫画 初編』、『北斎漫画 十二編』、『北斎漫画 十三編』、『画本早引』、『三体画譜』、「大黒、弁天、ゑびす」(埼玉県立博物館)、「俵を持ち上げる大黒天」、「二股大根と大黒図」(旧葛飾北斎美術館蔵、葛飾北斎筆)

平景清(たいらのかげきよ)

『絵本武蔵鐙』『絵本早引/名頭武者部類』

武田信玄(武田晴信)(たけだしんげん(たけだはるのぶ))

『絵本武蔵鐙』『絵本早引/名頭武者部類』

俵藤太(たわらのとうた)

『絵本魁』『絵本早引/名頭武者部類』『北斎漫画 九編』

な行

長尾景虎(ながおかげとら)/上杉謙信(うえすぎけんしん)

『絵本武蔵鐙』

は行

紅閻魔(べにえんま)

舌切り雀でカウント。

『画本早引』

ま行

源為朝(みなもとのためとも)

「三大坂田半五郎の旅僧実は鎮西八郎為朝」(ボストン美術館)、『椿説弓張月』、「為朝と汐汲」(すみだ北斎美術館・ピーターモースコレクション)、『許多脚色帖 六』、『絵本孝経』

源頼光(みなもとのよりみつ)

『北斎画式』、『絵本和漢誉』

宮本武蔵(みやもとむさし)

『絵本和漢誉』

武蔵坊弁慶(むさしぼうべんけい)

『北斎漫画 四編』、『北斎漫画 十二編』、『画本早引』、『絵本庭訓往来 二編』、『北斎画鏡』、『和漢絵本魁』、『絵本早引/名頭武者部類』、「空満屋連和漢武勇合三番之内 弁慶と唐婦人」、「美人と弁慶の耳かき」

紫式部(むらさきしきぶ)

「風流源氏うたがるた」、「五歌仙 檜扇」

や行

ヤマトタケル(やまとたける)

『絵本武蔵鐙』

楊貴妃(ようきひ)

「楊貴妃 小野小町 蓮華女」(津和野藩伝来摺物)

ら行

呂布奉先は何かしら描いてるだろと思いましたが未だお目にかかれず…

わ行

渡辺綱(わたなべのつな)

『北斎漫画 四編』、『絵本武蔵鐙』、『絵本早引 名頭武者部類』、「羅生門」

その他

青砥藤綱(あおとふじつな)

鎌倉時代後期。江戸時代でいう大岡忠相的な人物。

『青砥藤綱摸稜案』

赤染衛門(あかぞめえもん)

やすらはで 寝なましものを さ夜ふけて かたぶくまでの 月を見しかな(小倉百人一首)

「五歌仙 月」

悪源太(あくげんた)

『絵本武蔵鐙』、『絵本早引 名頭武者部類』

朝比奈義秀(あさひなよしひで)

和田義盛の息子。和田合戦。

『己痴羣夢多字画尽』、『絵本早引名頭武者部類』

足利忠綱(あしかがただつな)

治承・寿永の乱。

『絵本武蔵鐙』

安倍晴明(あべのせいめい)

『北斎漫画 十一編』

安倍仲麻呂(あべのなかまろ)

『北斎漫画 五編』、「詩歌写真鏡 阿倍仲麻呂」

天児屋根命(あまつこやねのみこと)

岩戸隠れ伝説(祝詞奏上、鏡を差し出す)。中臣氏の祖神。

『和漢絵本魁』

阿弥陀如来(あみだにょらい)

「懐通辰巳楼」

天臼女命(あめのうずめのみこと)

『北斎漫画 五編』、『絵本孝経』

天手力雄命(あめのたぢからおのみこと)

『画本早引』

阿羅邏仙人(あららせんにん)

釈迦が最初に教えを請うた仙人。

『画本早引』

在原業平(ありわらのなりひら)

『北斎漫画 五編』、「狂歌俳諧擦物帖」、「在原業平」(山梨県立萩美術館・浦上記念館)

伊賀局(いがのつぼね)

後醍醐天皇の妃に仕える。勇壮怪力で知られる。

『北斎漫画 五編』

石堂丸(いしどうまる)

『石堂丸苅萱物語』

伊勢大輔(いせのだいふ)

いにしへのならのみやこの八重桜 けふ九重ににほひぬる哉(小倉百人一首)

「五歌仙 香」

韋駄天(いだてん)

『画本早引』

市杵島姫命(いちきしまひめのみこと)

宗像三女神、唯一神道七福神。

『絵本孝経』

一来法師(いちらいほうし)

僧兵。『平家物語』橋合戦など。

『画本早引』

一休(いっきゅう)

『北斎漫画 初編』、『北斎漫画 十編』

猪縄部墨縄(いなべのすみなわ)

『画本早引』、『新板飛騨匠物語』

稲荷大明神(いなりだいみょうじん)

『北斎漫画 三編』

今川氏真(いまがわうじざね)

『秀雅百人一首』

今川義元(いまがわよしもと)

『秀雅百人一首』

磐永姫(いわながひめ)

『和漢絵本魁』

倉稲魂命(うかたまのみこと)

穀物の神、唯一神道七福神、須佐之男命の子。

『絵本孝経』

碓井貞光(うすいさだみつ)

『北斎漫画 初編』

浦島太郎(うらしまたろう)

『北斎画鏡』、『北斎漫画 十一編』、「新板浮絵 浦嶌竜宮入の図」

卜部季武(うらべのすえたけ)

『和漢絵本魁』

雲仲子(うんちゅうし)

『封神演義』?

『絵本和漢誉』、『万物絵本大全図

恵比寿(えびす)

『三体画譜』、『北斎漫画 初編』、『北斎漫画 十二編』、『北斎画鏡』、『絵本孝経』、「大黒、弁天、ゑびす」(埼玉県立博物館)

役子角(えんのおづの)

修験道の開祖と言われる。

『北斎画式』、『北斎漫画 十編』、『画本早引』、『富嶽百景 初編』、『恋夢艋』

閻魔大王(えんまだいおう)

『北斎漫画 二編』、『画本早引』

近江のお兼(おうみのおかね)

鎌倉初期、怪力の女性。

『北斎漫画 九編』

大石内蔵助(おおいしくらのすけ)

「新板浮絵 忠臣蔵第四段目」

大国主神(おおくにぬしのかみ)

『絵本孝経』

大中臣能宣(おおなかとみのよしのぶ)

みかきもり衛士のたく火の夜はもえ昼はきえつつ物をこそ思へ(小倉百人一首)

「百人一首姥か恵登幾 大中臣能宣朝臣」

大伴家持(おおとものやかもち)

かささぎの渡せる橋におく霜の白きを見れば夜ぞ更けにける(小倉百人一首)

『画本早引』

大庭景久(おおばかげひさ)

平維盛配下。倶利伽羅峠の戦いで自害。股野五郎。

『絵本和漢誉』、『北斎漫画 十二編』

大伴黒主(おおとものくろぬし)

「狂歌俳諧摺物帖」、「大伴黒主」(中右コレクション)

小栗判官(おぐりはんがん)

小栗判官伝説。毘沙門天の申し子。

『絵本和漢誉』、『名頭武者部類』、『画本早引』

斧定九郎(おのさだくろう)

「仮名手本忠臣蔵」五段目の登場人物(架空)。

『己痴羣夢多字画尽』

小野小町(おののこまち)

『北斎漫画 十編』、『北斎漫画 草筆の部』、『卍翁艸筆画譜』、「百人一首うはかゑと幾 小野の小町」、「狂歌俳諧擦物帖」、「七小町 草紙あらひ・あまこひ・せきてら・そとハ・かよひ・きよミつ・あふむ」、「楊貴妃 小野小町 蓮華女」(津和野藩伝来摺物)、「小野小町」(中右コレクション)、「小野小町図」(旧葛飾北斎美術館蔵、「辰政」印)、「雨乞小町」(永田コレクション)

小野篁(おののたかむら)

わたの原八十島かけて漕ぎ出でぬと人には告げよ海人の釣舟(小倉百人一首)

『画本早引』

小野道風(おののみちかぜ)

『北斎漫画 十編』、『女重宝記』、『画本早引』

織姫(おりひめ)

『唐詩選画本』、『女重宝記』

女三の宮(おんなさんのみや)

源氏物語

「女三の宮図」

加賀の千代女(かがのちよじょ)

江戸中期(綱吉~家治)の俳人。

『北斎漫画 十編』

柿本貴僧正(かきのもとのきそうじょう)

空海の弟子、柿本紀僧正真済。

『北斎漫画 五編』、『北斎漫画 十編』

柿本人麻呂(かきのもとひとまろ)

『一筆画譜』、「百人一首乳母かゑとき 柿の本人麻麿」

郭子儀(かくしぎ)

安史の乱を平定。

「郭子儀図」(墨田区蔵)、「郭子儀繁栄図」(個人蔵)

梶原景時(かじわらかげとき)

『絵本孝経』、「宇治川先陣図屏風」

華佗(かだ)

「関羽割臂図」、「狂歌五色擦 関羽と遊女」

鎌倉景正(かまくらかげまさ)

後三年の役で活躍。

「鎌倉の権五郎景政 鳥の海弥三郎保則」

鎌田又八(かまだまたはち)

江戸時代の物語上の英雄。怪力。

『絵本和漢誉』

蝦蟇仙人(がませんにん)

三国時代呉の葛玄または五代後梁の劉海蟾をモデルとする妖術使い。

『今様櫛きん雛形』

加茂義弘(かもよしひろ)

白河法皇の対抗勢力であった藤原師通の配下源義綱の長男。源義忠暗殺事件の渦中で自害。

『絵本孝経』

雁金五人男(かりがねごにんおとこ)

元禄期に実在した5人の無頼漢。雁金文七、庵の平兵衛、ほていの市右衛門、極印千右衛門、神鳴庄九郎。

「雁金五人男 安の平兵衛」(すみだ北斎美術館・ピーターモースコレクション)

苅萱道心(かるかやどうしん)

『石堂丸苅萱物語』

華陽婦人(かようふじん)

妲己・玉藻の前に並ぶインド稀代の悪女。

「三国妖狐伝 第一斑足王御てんのだん」

関羽(かんう)

『北斎漫画 五編』、『唐詩選画本』、「関羽割臂図」、「関羽と遊女」

寒山(かんざん)

唐代初期(?)の僧。文殊菩薩の化身。拾得とセット。

『北斎画鏡』

関平(かんぺい)

「関羽割臂図」

菊慈童(きくじどう)

周の穆王に仕えるも左遷。菊の露を飲んで不老不死となる。

「菊慈童」(すみだ北斎美術館・ピーターモースコレクション)

喜撰法師(きせんほうし)

「喜撰法師」(ホノルル美術館)、「狂歌俳諧擦物帖」

鬼童丸(きどうまる)

『古今著聞集』など。源頼光、渡辺綱。

『北斎漫画 九編』、『絵本早引名頭武者部類』

紀貫之(きのつらゆき)

「六女草紙合 土佐日記」

吉備真備(きびのまきび)

『画本早引』

九天玄女(きゅうてんげんにょ)

中国神話の女神、道教の仙女。

『忠義水滸伝画本』

玉子章(ぎょくししょう)

仙術。西周幽王。

『北斎画鏡』、『北斎漫画 三編』

吉良上野介(きらこうずけのすけ)

『画本早引』、「忠臣蔵討入」

琴高仙人(きんこうせんにん)

中国戦国時代、趙。

『唐詩選画本七言律』

空海(くうかい)

『北斎漫画 二編』、『北斎漫画 十一編』、「弘法大師修法図」

櫛磐間戸命(くしいわまとのかみ)

御門の神。ニニギノミコトの天孫降臨。

『諸職絵本新鄙形』

楠木正成(くすのきまさしげ)

「楠多門丸正重 八尾の別当常久」、『絵本孝経』

屈原(くつげん)

『画本早引』、『卍翁艸筆画譜』

熊谷直実(くまがいなおざね)

蓮生坊

『絵本早引名頭武者』、『画本早引』

兼好法師(けんこうほうし)

『画本早引』

蜆子和尚(けんすおしょう)

唐代末期の僧。蝦や蜆が主食。

『北斎漫画 初編』

玄翁(げんのう)

南北朝時代曹洞宗の僧。殺生石退治で知られる。

『略画早指南 後編』

玄昉(げんぼう)

『和漢絵本魁』

侯健(こうけん)

通臂猿。

『忠義水滸伝画本』

公孫勝(こうそんしょう)

入雲龍。

『忠義水滸伝画本』

伍子胥(ごししょ)

『和漢絵本誉』

児島高徳(こじまたかのり)

太平記。後醍醐天皇に仕える。

『和漢絵本魁』

小島弥太郎(こじまやたろう)

上杉謙信の側近。川中島の戦いで活躍。鬼小島。

『絵本和漢誉』、「鬼児嶋弥太郎 西法院赤坊主」

胡兆新(こちょうしん)

長崎滞在歴のある清人。

「飲中八仙 跋」

木花之佐久夜毘売(このはなのさくやひめ)

『富嶽百景』

矜羯羅童子(こんがらどうじ)

八大童子(不動明王の眷属)の1人。

『和漢絵本魁』

金王丸(こんのうまる)

『平治物語』に登場。源義朝の死を常葉御前に伝える。土佐坊昌俊(源頼朝配下、義経誅殺を試む)と同一視される。

『絵本武蔵鐙』

済慶(さいけい)

平安時代中期の僧。(何がもとで知られているのかよく分からず)

『画本早引』

西行(さいぎょう)

『北斎漫画 五編』、『画本早引』、『己痴羣夢多字画尽』、「富士見西行図」

相模(さがみ)

うらみ侘ほさぬ袖たにある物を 恋にくちなん名こそおしけれ(小倉百人一首)

「玉川六景図」

貞純親王(さだすみしんのう)

清和天皇。清和源氏。

『絵本和漢誉』

猿田彦命(さるたひこのみこと)

『北斎漫画 五編』、『絵本孝経』

子英(しえい)

劉向『列仙傳』巻下などに登場。

『北斎画鏡』

式亭三馬(しきていさんば)

『五拾人一首 五十鈴川狂歌車』

施耐庵(したいあん)

水滸伝の作者。

『忠義水滸伝画本』

拾得(じっとく)

唐代初期(?)の僧。普賢菩薩の化身。寒山とセット。

『北斎画鏡』

十返舎一九(じっぺんしゃいっく)

『五拾人一首 五十鈴川狂歌車』

慈童(じどう)

周の穆王に仕える仙童。不老不死。

『北斎漫画 十編』

舎利弗(しゃりほつ)

釈迦の高弟。

『釈迦御一代記図絵』

秋色(しゅうしき)

「夜桜美人図」

周通(しゅうとう)

小覇王。

『忠義水滸伝画本』

周の文王(しゅうのぶんのう)

『北斎漫画 十一編』

叔斉(しゅくせい)

伯夷の弟。周の武王の殷の紂王征伐を諫める。

『絵本孝経』

寿老人(じゅろうじん)

『三体画譜』、『北斎漫画 初編』、『北斎漫画 十二編』

俊寛(しゅんかん)

『北斎漫画 十編』

松花堂昭乗(しょうかどうしょうじょう)

寛永三筆の1人。

『北斎漫画 十編』

鍾馗(しょうき)

『北斎漫画 三編』、『和漢絵本魁』、『三体画譜』、『良美灑筆』、『石堂丸苅萱物語』、「朱描鍾馗図」、「鍾馗騎獅図」、「鍾馗図」(旧葛飾北斎美術館蔵、春朗画)、「朱描鍾馗図(画稿)」(旧葛飾北斎美術館蔵)

肖柏(しょうはく)

室町時代。連歌。

『北斎漫画 十四編』

徐寧(じょねい)

金鎗手。

『忠義水滸伝画本』

神功皇后(じんぐうこうごう)

『絵本武蔵鐙』

神農(しんのう)

『北斎漫画 三編』

菅原道真(すがわらのみちざね)

『北斎漫画 五編』、「百人一首姥かゑとき 菅家」

少彦名命(すくなひこなのみこと)

『絵本孝経』

須佐之男命(すさのおのみこと)

「須佐之男命厄神退治之図」

西王母(せいおうぼ)

中国古代の女仙人。前漢武帝に仙桃を与える。

『北斎漫画 初編』、「西王母図」(旧葛飾北斎美術館蔵、寅春=1806年)

清玄法師(せいげんほうし)

歌舞伎狂言『桜姫東文章』など。

『北斎漫画 十編』

制多迦童子(せいたかどうじ)

八大童子(不動明王の眷属)の1人。

『和漢絵本魁』

雪舟(せっしゅう)

『北斎漫画 十編』

蝉丸(せみまる)

『絵本庭訓往来 二編』、『蝉丸伝記 半月夜話』

蒼頡(そうけつ)

『画本千字文』

曹操(そうそう)

「赤壁の曹操図」

蘇我入鹿(そがのいるか)

『画本早引』

曾我時致(そがときむね)

曾我兄弟の敵討ち事件。源頼朝、北条時政。『曾我物語』。

『北斎漫画 四編』、『絵本武蔵鐙』

素性法師(そしょうほうし)

今来むと いひしばかりに 長月の 有明の月を 待ち出でつるかな(小倉百人一首)
遍照の息子。

『画本早引』

蘇軾(そしょく)

『略画早指南 前編』、『画本早引』、「詩歌写真鏡 東坡騎驢」

蘇武(そぶ)

前漢武帝の使者として匈奴に赴く。

『絵本孝経』

孫康(そんこう)

蛍雪の功のモデル。

『北斎漫画 三編』、『画本早引』

孫悟空(そんごくう)

『北斎漫画 十編』、『名頭武者部類』

孫叔敖(そんしゅくごう)

春秋時代の楚の令尹。

『絵入和漢陰隲』

醍醐天皇(だいごてんのう)

「百人一首宇破か縁説 貞倍公」

大舜(たいしゅん)

中国二十四孝。

『画本千字文』

当麻蹴速(たいまのけはや)

日本書紀。野見宿禰に相撲で敗れる。

『北斎漫画 九編』

平清盛(たいらのきよもり)

『経島履歴松王物語』、『画本早引』

平忠盛(たいらのただもり)

『和漢絵本魁』、『北斎漫画 十一編』

平保昌(たいらのほうしょう)

源頼光の配下。藤原保昌。

『和漢絵本魁』

茶吉尼(だきに)

『北斎漫画 三編』

武内宿禰(たけしうちのすくね)

熊襲征伐、三韓征伐に随伴。

『絵本武蔵鐙』、『北斎漫画 六編』、「屏風一双之内 竹内」

妲己(だっき)

玉藻の前関係の情報を踏まえると、Fateシリーズで登場するのか否か…?

『北斎漫画 十編』、『画本早引』

谷風梶之助(たにかぜかじのすけ)

初代横綱とされる。

『北斎漫画 十一編』

達磨(だるま)

『略画早指南 前編』、『北斎画鏡』、『己痴羣夢多字画尽』、『画本早引』、「達磨図」(麻布美術館)

小子部栖軽(ちいさこべのすがる)

日本書紀。雄略天皇時代の豪族。

『北斎漫画 九編』

中将姫(ちゅうじょうひめ)

当麻曼荼羅の伝説。

『画本早引』

張果(ちょうか)

唐、玄宗の代の仙人。八仙。

『北斎漫画 十編』

張九歌(ちょうきゅうか)

北宋4代仁宗の代の仙人。『列仙全伝』第七。

『北斎画鏡』

張三丰(ちょうさんぽう)

南宋~明の仙人。張三豊、張真人。

『忠義水滸伝画本』

張順(ちょうじゅん)

浪裏白條。

『忠義水滸伝画本』

張志和(ちょうしわ)

唐代の仙人。

『北斎画鏡』

張飛(ちょうひ)

『唐詩選画本』、「雪中張飛図」(氏家コレクション)

猪八戒(ちょはっかい)

『名頭武者部類』

陳達(ちんたつ)

跳澗虎。

『忠義水滸伝画本』

ディーバダッタ(提婆達多)

『釈迦御一代記図会』

鄭芝龍(ていしりゅう)

鄭成功の父。

『絵本和漢誉』

鄭成功(ていせいこう)

『和漢絵本魁』、『北斎漫画 十二編』、『画本早引』、「和藤内」(すみだ北斎美術館・ピーターモースコレクション)

程赤城(ていせきじょう)

長崎滞在歴のある清人。

「飲中八仙 跋」

鉄拐仙人(てっかいせんにん)

隋代の仙人。

『今様櫛きん雛型』

陶淵明(とうえんめい)

『北斎漫画 初編』

道鏡(どうきょう)

『画本早引』

東方朔(とうぼうさく)

前漢武帝に仕えた学者。西王母の桃を盗む。

『北斎漫画 初編』

伴源之丞義信(とものげんのじょうよしのぶ)

『恋夢艋』

豊磐間戸命(とよいわまとのかみ)

御門の神。ニニギノミコトの天孫降臨。

『諸職絵本新鄙形』

豊玉姫(とよたまひめ)

『和漢絵本魁』

頓阿(とんあ)

鎌倉後期~南北朝時代。『続千載集』など。

『画本早引』

中村吉兵衛(なかむらきちべえ)

歌舞伎役者、初代中村伝九郎の門弟。弐朱判吉兵衛。

『北斎漫画 十編』

日蓮(にちれん)

「七面大明神応現図」(妙光寺蔵)

仁田忠常(にったただつね)

源頼朝の挙兵に追従。

『画本早引』

新田義興(にったよしおき)

北朝方。足利尊氏死後に再度挙兵するも謀殺される。死地にて怨霊と化す。

『春宵奇譚絵本璧落穂』

新田義貞(にったよしさだ)

『和漢絵本誉』

能因(のういん)

あらし吹く み室の山の もみぢばは 竜田の川の 錦なりけり(小倉百人一首)

『北斎漫画 十編』、「玉川六景図」

野見宿禰(のみのすくね)

日本書紀。土師氏の祖。

『北斎漫画 九編』

伯夷(はくい)

叔斉の兄。周の武王の殷の紂王征伐を諫める。

『絵本孝経』

白居易(はくきょい)

『画本早引』、「詩歌写真鏡 伯楽天」

畠山重忠(はたけやましげただ)

「畠山重忠」(すみだ北斎美術館・ピーターモースコレクション)

服部嵐雪(はっとりらんせつ)

蕉門十哲の1人。

『北斎漫画 十編』

馬良(ばりょう)

「関羽割臂図」

春道列樹(はるみちのつらき)

山川に風のかけたる しがらみは 流れもあへぬ 紅葉なりけり(小倉百人一首)

「詩歌写真鏡 春道のつらき」

馬櫪神(ばれきじん)

馬の守護神。

『北斎漫画 六編』

樊噲(はんかい)

『和漢絵本魁』、『画本早引』、「新板浮絵 樊噲鴻門之会ノ図」

板額(はんがく)

鎌倉初期の怪力女。

『和漢絵本魁』

彦星(ひこぼし)

『唐詩選画本』、『唐詩選画本七言律』、『女重宝記』

毘沙門天(びしゃもんてん)

長尾景虎は毘沙門天の化身(自称)ということで別カウント。

『北斎漫画 十一編』、『北斎画式』、『絵本庭訓往来 三編』

彦火火出見命(ひこほほでみのみこと)

『和漢絵本魁』、『諸職絵本新鄙形』

風神(ふうじん)

『北斎漫画 三編』、「風神の図」(個人蔵、八十五老卍筆)

深井志道軒(ふかいしどうけん)

江戸中期(家綱~家治)の講釈師。

『北斎漫画 十編』

伏羲(ふぎ)

『北斎漫画 三編』、『画本早引』

福禄寿(ふくろくじゅ)

『北斎漫画 十編』、『北斎漫画 十一編』、『画本早引』、『北斎画鏡』、『略画早指南 前編』、『三体画譜』、『己痴羣夢多字画尽』

武松(ぶしょう)

行者。

『忠義水滸伝画本』

藤原実方(ふじわらのさねかた)

かくとだに えやはいぶきの さしも草 さしも知らじな 燃ゆる思ひを(小倉百人一首)

『北斎漫画 五編』

藤原忠文(ふじわらのただふみ)

平将門の乱の征東大将軍。

『北斎漫画 五編』

藤原広嗣(ふじわらのひろつぐ)

『和漢絵本魁』、『絵本早引 名頭武者部類』

不動明王(ふどうみょうおう)

『画本早引』、『北斎画式』、「不動明王と二童子」(すみだ北斎美術館・ピーターモースコレクション)

富楼那(ふるな)

釈迦の十大弟子。プールナ=マイトラーヤニープトラ

『画本早引』

文福茶釜(ぶんぷくちゃがま)

「文福茶釜図」(旧葛飾北斎美術館蔵、宗理画)

文屋康秀(ふんやのやすひで)

『北斎漫画 五編』、「狂歌俳諧擦物帖」、「文屋康秀」(山梨県立萩美術館・浦上記念館)

丙吉(へいきつ)

前漢宣帝。諸葛亮、楊顒。

『絵本孝経』

卞和(べんか)

「和氏の壁」のもととなった人物。

『画本早引』

遍照(へんじょう)

『画本早引』、「狂歌俳諧擦物帖」、「僧正遍照」(ホノルル美術館)

弁天(べんてん)

『北斎漫画 初編』、『画本早引』、「大黒、弁天、ゑびす」(埼玉県立博物館)

北条高時(ほうじょうたかとき)

『和漢絵本誉』

北条時政(ほうじょうときまさ)

『絵本武蔵鐙』

北条時頼(ほうじょうときより)

『絵入和漢陰隲』

彭祖(ほうそ)

中国神話の仙人

『画本早引』

布袋(ほてい)

『北斎画鏡』、『略画早指南 前編』、『略画早指南 後編』、『三体画譜』、『卍翁艸筆画譜』

仏御前(ほとけごぜん)

平清盛の寵愛を受けた白拍子。

『北斎漫画 九編』、『画本早引』

麻姑(まこ)

中国の伝説上の仙女。

『北斎漫画 三編』

松王丸(まつおうまる)

『経島履歴松王物語』

松尾芭蕉(まつおばしょう)

『北斎漫画 初編』、『北斎漫画 四編』、『北斎漫画 七編』、『画本早引』、『今様櫛きん雛形 くしの部』

松永貞徳(まつながさだとく)

『北斎漫画 十編』

摩利支天(まりしてん)

武士の守護神。

『北斎漫画 六編』、『和漢絵本誉』

三浦大助義明(みうらだいすけよしあき)

源頼朝に協力。石橋山の戦いで戦死。

『北斎漫画 四編』、「屏風一双之内 大輔」

源融(みなもとのとおる)

光源氏のモデル。

「詩歌写真鏡 融大臣」

源俊頼(みなもとのとしより)

うかりける人を初瀬の山おろしよ激しかれとは祈らぬものを(小倉百人一首)

「玉川六景図」

源等(みなもとのひとし)

浅茅生の 小野の篠原 忍ぶれど あまりてなどか 人の恋しき(小倉百人一首)

「百人一首宇破か縁説 参儀等」

源博雅(みなもとのひろまさ)

醍醐天皇の皇子。音楽に長ける。安倍晴明の盟友として描かれることも。

『北斎漫画 五編』、『早指南 四編 画本早引』、『絵本早引 名頭武者部類』

源義家(みなもとのよしいえ)

『絵本武蔵鐙』

源頼朝(みなもとのよりとも)

『北斎漫画 五編』、『絵本早引 名頭武者部類』

壬生忠見(みぶのただみ)

恋すてふ 我が名はまだき 立ちにけり 人知れずこそ 思ひそめしか(小倉百人一首)

『画本早引』

武蔵五郎貞世(むさしごろうさだよ)

平将門の武将。

『和漢絵本誉』

孟宗(もうそう)

『画本早引』

目連(もくれん)

釈迦の十大弟子。モッガラーナ

『画本早引』

桃太郎(ももたろう)

『北斎画鏡』、『秀画一覧』

文覚(もんがく)

『和漢絵本誉』

八岐大蛇(やまたのおろち)

『画本早引』

山辺赤人(やまべのあかひと)

『北斎漫画 五編』

維摩居士(ゆいまこじ)

釈迦の弟子。

『北斎漫画 二編』

祐天(ゆうてん)

江戸前期~中期(家光~吉宗)の呪術僧。

『北斎漫画 十編』

百合若(ゆりわか)

元寇絡みの創作。

『由利稚野居鷹』

楊香(ようこう)

中国二十四孝。虎と楊香。

『北斎漫画 八編』

予譲(よじょう)

春秋時代、晋の智伯に仕える。

『画本早引』、『画本千字文』

雷横(らいおう)

挿翅虎。

『忠義水滸伝画本』

頼豪(らいごう)

天台宗。白河天皇の皇子降誕を祈祷。

『北斎漫画 二編』

雷神(らいじん)

『北斎漫画 三編』、『北斎漫画 十二編』、『絵本和漢誉』

李逵(りき)

黒旋風

「中国武人図」(旧葛飾北斎美術館蔵、画狂老人北斎画)

李鉄拐(りてっかい)

春秋時代の仙人。八仙。老子と関わりあり。

『画本早引』

李白(りはく)

「詩歌写真鏡 李白」

劉唐(りゅうとう)

赤髪鬼。

『忠義水滸伝画本』

流離王(りゅうりおう)

釈迦の実家を滅ぼす。

『釈迦御一代記図会』

廬舎那仏(るしゃなぶつ)

『画本早引』

蓮華色比丘尼(れんげしきびくに)

釈迦の女弟子。ウッパラヴァンナー

「楊貴妃 小野小町 蓮華女」(津和野藩伝来摺物)

老子(ろうし)

『北斎漫画 十編』、『画本早引』

六条御息所(ろくじょうのみやすどころ)

『北斎漫画 五編』

角里先生(ろくりせんせい)

商山の四皓(秦末漢初の動乱期に隠遁した4人)

『画本早引』

廬敖(ろこう)

前漢。黄安仙人、亀仙人(参考)。

『北斎漫画 三編』『北斎漫画 十編』

魯智深(ろちしん)

花和尚。

『北斎漫画 十編』、『忠義水滸伝画本』

和気清麻呂(わけのきよまろ)

『北斎漫画 十三編』、『画本早引』、『絵本孝経』

和合神(わごうしん)

男女の睦まじさを象徴する神。

『北斎漫画 四編』

確認済資料メモ

閲覧した順

  • 永田生慈『北斎絵事典』
  • すみだ北斎美術館『北斎百鬼見参』
  • 墨田区文化振興財団『墨田区所蔵ピーター・モースコレクション 北斎図録』
  • 日本浮世絵学会『秋田市立千秋美術館「北斎」図録』秋田市立千秋美術館
  • 安村敏信、内村修一、海老塚真奈『第60回我孫子市民文化祭記念事業 特別展 葛飾北斎とその時代』
  • 足立区立郷土博物館『開館記念特別展 足立と北斎展』
  • 永田生慈監修、南由紀子編集『北斎展 ホノルル美術館所蔵 葛飾北斎生誕250周年記念』
  • 永田生慈監修『北斎画本早引ー江戸文化イラスト百科』
  • 大阪市立美術館『北斎 : 風景・美人・奇想』
  • 永田生慈監修解説『北斎の絵手本 2』※忠義水滸伝画本、和漢絵本魁、絵本武蔵鐙、絵本和漢誉。全員はここに記載せず
  • 永田生慈監修『生誕250周年 葛飾北斎展』

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