年末に買ったDAHONのDEFTAR号(折り畳みのスポーツ自転車)。
旅先での行動範囲を広げることが目的なので自転車に乗ることはあくまで手段のつもりなのですが、何度かくらいは乗ること自体が目的になってもいいじゃないかということで。
ゆるキャン△でなでしこと縁の深い「ハマイチ」を体験しつつ周辺の聖地を巡礼するため、浜松市へ行ってきました。
ハマイチについて
概要
「浜名湖1周サイクリング」すなわちハマイチ。浜名湖畔の周遊をベースとする1周あたり約50~80kmの平坦コースです。(選択ルートによる。パンフレット)
ゆるキャン△ではなでしこが浜松時代に日課としていた(させられていた)ことがあり、原作で2回言及されています。
- 原作①…5巻28話。なでしこが昔は太っていたという話から、痩せた理由として語られる。
- 原作②…14巻81話。甲府サイクリングを不安がるメイに対し、参考事例として語られる。
①の描写で、なでしこは原作だとママチャリ・アニメだと折り畳み自転車でハマイチを敢行して(させられて)います。強い。
ママチャリで挑むのはそもそも現地に住んでいないと無理ですが、輪行向けの自転車を手に入れたことで自分もチャレンジ可能に。
申し込み
2月中旬〜3月中旬くらいで行きたいと思いつつ、まずはコースについて調べることに。するとハマイチ大会の公式サイトを発見し、3/9(土)・3/10(日)に「ハマイチDAY」として周遊イベントを開催するというお知らせを見つけました。どうやら毎年恒例らしい。非常に都合の良いスケジュールでこれはラッキー。
ただ1点だけ不安だったのは他の参加者の熱量。ロードバイクじゃないとダメとか指定があるわけではなかったものの、掲載されている過去開催の写真を見るとロードバイクの人しか見えなかったので…。一応事務局に確認すると「ママチャリの人もいるくらいですし大丈夫ですよ!」とのこと。なら大丈夫かと申込み。
コースはミドルコース(約60km)にしました。フルコース(約75km)は浜名湖の左上(北西)に位置する猪鼻湖も周遊するのですが原作②で示されたルートは猪鼻湖をスルーしており、ミドルコースが合致していたので。
余談ですが、原作①と原作②ではなでしこのハマイチルートが違っています。原作①は浜名湖の右(東)に位置する庄内湖もルートに含んでいます。
しかし庄内湖を含むルートはハマイチ公式にも存在せず。回れないことはないだろうと思いますが、サイクリングコースとして用意があるわけではないのかも。はっきりとルートに言及する原作②では、その辺りを調べて修正したのかなと思います。
申し込んだらあとは当日に向けて体調・体力をととのえるのみ。
ママチャリで60~70kmほどを漕いだ経験は何度かあるのですがそれは学生時代、昔の話。自転車の質が上がっているとはいえ現在の体力でハマイチをこなせるのか分からなかったので、1・2月のうちに往復で40~60km漕ぐ機会を設けて慣らし運転しておきました。
本番!
迎えた当日、浜松駅近辺に前泊していたのでそこから輪行で新居町駅へ。
公式から送られてきた資料にも輪行への言及があり、やっぱ輪行の人は多いのかなあ、混みそうかなあと一抹の不安。ところが蓋を開けてみるとそんなことはなく、自分以外は普通の乗客のみ。集合場所の駐輪場はほぼ満車状態だったので、どうやら大多数は車に自転車を載せて移動しているようです。そんなもんなのか…
そして大量の自転車乗り達は、やっぱりほとんどがロードバイク。ママチャリは1人も視認できませんでした…。一応折り畳みは見つけましたけども。自分と同じDAHONで、車輪がより小さいモデルのやつ(K3)のグループがいました。
フル・ミドル合わせて900人弱の出発は5つの時間帯に区分され、さらにその中で15~20人ずつ出発。タイムアタックじゃないよという前提でそれぞれに先導スタッフが付いていましたが、先導者は時速25kmで走行しますというお達し。割と速い。実際はそんな速く先導してなかったですし、最初のトイレ休憩で皆バラバラになりましたけど。
バラバラになっても前後のグループで追いついたり追いつかれたりするので、単独ということはあまりありませんでした。当日は晴れてはいたものの風が縦横無尽に吹き荒れていたので、大体他の人の後ろについて走行していました。効果があったのかよく分かりませんけど。

自分は9時過ぎに出発して14時過ぎにゴールしました。約5時間。4箇所のチェックポイントで支給されたお菓子・お弁当を食べていた時間やコースから抜け出して寄り道した時間()もあったので、実質的な走行時間は4時間前後…でしょうか。
申込み前に確認していたとおりほとんど平坦なので、風を除けばツラさはありませんでした。景色も一様というわけではなく対岸の様子など変化があるので、飽きも特になし。

景色はこの辺りが一番好きでした。昼食休憩をとった3つ目のチェックポイントが見えます(左前方、赤っぽい屋根。三ヶ日青年の家)。
難点というと、風はもちろんなのですが「波」も大問題でした。

最序盤、浜名湖東岸の区間。台風被害で通行止めらしいのですが、イベント限定で通行可能となっていました。ただこの区間は湖面と走路の標高差が小さいのか、打ち寄せる波が飛沫となって走路にぶちまけられています。これ台風被害とか以前の問題では…
走行中に波の飛沫があがると避けられるわけもなく、可能な限り離れた位置を走行してもやっぱり浴びます。浜名湖の水は塩水ですし、さらには泥水。服は百歩譲ってまあいいとして、自転車が汚れたのは凄く嫌でした。あれならわざわざ通行可能にせず迂回路の選択肢も欲しかったです。
後日「ハマイチ 波」でググってみると、これに言及するブログがいくつかありました。アトラクションみたいとポジティブに捉える意見もあり、感じ方は人それぞれなのかもしれません。波で打ち上げられた貝殻でパンクする恐れがあるという意見もありましたし、今回この区間に入る手前で多くの参加者が立ち往生していたので、ネガティブに捉える人の方が多そうに思いますが。
なおこの区間を越えた後の1つ目のチェックポイントで、他にも似たような区間があると聞きました。ミドルコースでは特に遭遇しなかったのでフルコースの話(=猪鼻湖の区間)なのか、日によって状況が変わるのか、そのあたりは未知数です。
聖地巡礼
原作5巻27話~6巻29話が中心、作中の登場順番に掲載。原作優先ですが、アニメやドラマで独自に登場した分もいくつか回りました。
ここでは簡単な紹介のみ。例によってページ容量削減のため、画像サイズは縮小&掲載写真も基本的には1枚ずつ。
道中など詳しく書き記したいのですが、それは旅行記として別項に。
渚橋

原作2巻2話、四尾連湖キャンプ中のなでしことリンの会話でなでしこが浜松の風景としてイメージした場所。アニメ2期のイメージビジュアルとかでも使われているらしい。
反対側から見た景色も作中で登場します(リンが渚園で受付をした後、「海見に行くぞ 海‼」とバイクをとばす描写)。その描写で橋の北詰に見えていた小屋は撤去されています。潮干狩り船乗り場の看板が放置されていたので、それ関係(受付とか)の小屋だったのかもしれません。
渚園 管理事務室

リンが元日キャンプで利用。
キャンプ場としてだけでなく、地元住民の憩いの場となっているようです。ドッグランだったり、中高生が遊んだり。
浜松市舞阪表浜駐車場

リンが海を見るために訪れた場所。
開春楼

リンがお風呂を利用した旅館。調べた感じ、今は宿泊のみのようです。

開春楼の裏。リンはここから公園へ出たみたい。
弁天島海浜公園

入浴後、リンが夕日を鑑賞。さすがに時期が違うので、鳥居と太陽は全然重ならず。

聖地巡礼MAPの看板。巡礼パンフレットも訪れたスポット近辺のあちこちで見かけました。来る前に知りたかった…。まあ自分で探す過程が楽しいのでいいんですけど。
舘山寺温泉門前通り

リンがなでしこ祖母宅へのお土産を買うために立ち寄り。
JRと天竜浜名湖鉄道の間に位置しておりどちらからも遠く、通り道でもない限りちょっと立ち寄るだけ…というのは厳しい。少し離れてますが動物園・遊園地など観光地がいくつかあるので、このエリアだけを目的に訪れるのも悪くないかも。
しず花

リンがなでしこ祖母宅へのお土産を購入。門前通りの看板から徒歩数分。
作中の通りいちご大福がとても人気らしい。Googlemapの口コミでは整理券ボーダーが朝5時というとんでもないハードルの高さ。
藤田屋

なでしこが大判焼きを買った店。気賀駅のすぐ前にあります。
本来は掛川駅から浜名湖佐久米駅まで電車1本のはずですが、大判焼きが美味しいことでよく知られるお店のようなので途中下車したのでしょうか。
気賀駅

なでしこの乗車駅。
アニメだと駅を出発して割とすぐに浜名湖が見えるような描写がされていたので、それで駅を絞り込めました。天竜浜名湖鉄道には始発の掛川駅から乗っているはずと思っていたので、原作だけだと分からなかったです。
浜名湖佐久米駅

なでしこ祖母宅の最寄り駅。原作のように電車が到着する瞬間を見たかったのですが、時間が微妙に噛み合いませんでした。
作中で描写されたようにカモメが飛来する駅として有名で、観光客がわらわらと。「うなぎ さくめ」の順番待ちをしている人が時間を潰す場所にもなってそう。

駅から三ヶ日方面(西)に進むと2人が歩いた踏切に遭遇します。
うなぎ さくめ

なでしことリンが鰻を堪能した店。
浜名湖佐久米駅のすぐ前なので電車でもアクセス良好。

メニュー。

大はこんな感じ。
高山ふれあいの森展望台

ドラマ2期でなでしこ・リン・アヤの3人が夜景を眺めた場面のロケ地らしい。奥浜名湖展望公園の展望台が撤去されたためこちらを使ったのだとか。
山道を登ることになるので自転車で行く場合は覚悟が必要。展望台入り口に駐車場があります。
奥浜名湖展望公園

なでしこ・リン・アヤの3人が夜景を眺めた展望台…の跡地。ざっと調べただけだと正確な情報は掴めませんでしたが、2019年夏頃には既に立ち入り禁止となっており、2021年秋頃に撤去されたようです。
Googlemapだと道が表示されず少々分かりづらいですが、「展望公園入口」から分岐する道があります。そこまでも結構な傾斜ですが、入口から先はさらなる険道。自転車で行くなら高山ふれあいの森よりさらに覚悟が必要。
濱名惣社神明宮

アニメ2期4話、各務原家が初詣に行った描写で登場。原作で登場する寺社は違うような気がします。
三ヶ日駅から近くて行きやすい。やや奥まっていて分かりづらいですが駐車場らしきスペースもありました。
方広寺

原作で各務原家が初詣に行ったのはこっちなんじゃないのかなと思ってます。
駅からは結構遠く、一応自転車で行けますが車の方が良い。
マップ
旅行記
余談まみれのダラダラパート。
0日目
ハマイチ大会は出発時間に遅い組なら始発レベルの新幹線で一応間に合いますが、前半の組だとアウト。東京から輪行で参加しようとするなら前日入りが基本路線。
- 往復どっちも新幹線は気が進まないなあ…
- 快活クラブ泊が割といいってTwitterで見たことあるなあ
- 今季は既に予定しているお出掛けで青春18きっぷが使い切れそうだなあ
というわけで、青春18きっぷ利用で前日移動し快活クラブを利用してみることに。
当初は1泊だけでハマイチが終わったらそのまま新幹線で帰ろうかと思っていましたが、当日が近づいたタイミングで方針変更。体力に余裕がありそうならもう1泊してゆるキャン△の巡礼にもっと時間を使おうと思い立ちました。その意味でも快活クラブ泊は柔軟に動けて良いのではという算段。
ハマイチ前日は仕事で、一旦帰宅してから浜松へ向かう計画。普通の時間だとさすがに到着が遅くなりすぎるので、勤務時間をズラして早めに動くことに。

輪行は2回目。先頭車両の端っこがマナーというのを見たのでその通りにしています。帰宅ラッシュの時間だったので東京~横浜あたりまでは申し訳ねえと思いながら縮こまってました。神奈川もある程度行ったところからは空いてましたけど。写真は熱海以降ですね。
浜松駅着は深夜。浜松駅近辺には快活クラブが3店舗ありますが、駅近の店舗はマットの個室がなくて睡眠をとりづらい。他2店舗の空き状況をアプリで見ながら向かっていましたが片方は個室が埋まってしまい、もう一方も埋まってしまうのではと焦りました。少し余裕がある状態でよかった…
次の日もあるので到着後はシャワーを浴びて即就寝。
1日目
到着が遅く睡眠時間が十分にはとれなかったものの、個室そのものは結構快適でした。ネカフェやカプセルホテルの類は5年くらい利用してなかったのであまり覚えておらず比較しづらいですが、利用したなかでは一番良かった気がします。
ハマイチ
ハマイチそのものについては前半に書いたとおり。
浜松駅から集合場所までも自転車で行ってみようか(1時間強)とか、ハマイチ出発前に少し聖地巡礼を済ませてしまおうかという思考も。できる限り体力温存すべきと思ってやめましたが。
基本的にはハマイチに集中して巡礼は後という方針でしたが、舘山寺だけはこっそり抜け出してスポット巡り。JR線からも天浜線からも遠く、後で改めて訪問するというのは行程的に無理があったので…
弁天島エリアの巡礼
ハマイチ大会のパンフレットでは16~17時がゴールとなっていたものの、14時過ぎにはゴール。余裕をもって巡礼に臨めました。(最終的に結構遅い時間になったので、実はあまり余裕ではなかったようですが)
渚橋・渚園
→浜松市舞阪表浜駐車場
→弁天島海浜公園・開春楼
の順番で訪問。
原作2巻2話のカットは渚橋を北側から見た風景だったのですが、事前に探した段階ではどこなのか分かっていませんでした。なでしこは奥浜名に住んでいたものと思っており、浜名湖北側の湖岸を重点的に見ていたので…。条件的にハマイチの道中どこかで遭遇するだろうと思って注意しながら走行するつもりだったのですが、最序盤で遭遇して拍子抜けしました。
舞阪表浜は正直風がツラかった以外の感想が…。浜名大橋の下をくぐるときとか、風が強すぎてまともに歩けませんでした。そんなんでも一定数いた釣り人達の根性は半端ない。
風に吹かれて体が冷えましたし当日の疲れも癒したかったので、弁天島ではお風呂タイム。開春楼は利用できないものの、近くにある「THE OCEAN」というホテルで日帰り入浴ができました。
浴槽に浸かって温まりはしましたが、入浴料1000円は観光地価格だなという感想。施設は普通の浴場ですし、赤鳥居に面しているものの景色をまともに見れるのは脱衣所くらい。開春楼の大浴場が営業停止してますし、周りに競争相手がいないゆえの高値でしょうか。よっぽどお湯を欲していない限りは行かなくていいと思いました。
打ち上げ
弁天島を離れ、再び輪行で浜松駅へ。体力的には大丈夫と判断しもう1泊の計画を実行することに。
というわけで時間があるのでさわやかへ突撃。さわやかチャレンジ2連敗中でしたが、宿泊前提の今回は勝利が確約されているはず。

しかしこれ。分かってはいるもののえぐい。予め分かってはいたので、浜松駅に着いてからすぐさま店舗へ直行し受付。
続いて快活クラブへ。2泊目の個室を確保。

前日は到着が遅くてソフトクリームの機械はお休みしていましたが、この日は早めに入店したので動いてました。まったり一息。
程よい時間になったら一時外出して再びさわやかへ。

念願のげんこつハンバーグ。多分前回食べたのは2017年12月末なので6年ぶり。堪能しましたごちそうさまでした。
コミュニケーション量の多めな店員さんがいたのも楽しかったです。飲み物の提供時になんか乾杯を求めてきたり、退店時に声を掛けてくれたり。ほとんど全ての客に対してやっていました。ちょっとしたことかもですけど嬉しいものですね。
そして快活クラブに戻ったらさっさと就寝。翌日も早いので。
2日目
ハマイチ用に間食を色々買っていましたがチェックポイント毎のおもてなしのおかげで全く消費していなかったので、それを朝食に頬張って再び浜名湖へ。

この機会に天竜浜名湖鉄道を制覇しようと思い、新所原駅から掛川駅に向かって電車に乗りつつゆるキャン△スポットを巡ることに。
三ヶ日駅までは輪行で、そこから自転車で濱名惣社と方広寺を経由し浜名湖佐久米駅へ向かいます。「うなぎ さくめ」の開店30分前には着いておきたかったので、逆算して浜松駅発は6時過ぎになりました。眠い。
うなぎを食べたら奥浜名展望公園に寄りつつ藤田屋へ。藤田屋のある気賀駅までで自転車走行は終了して再び輪行。終点掛川駅まで乗って天竜浜名湖鉄道を制覇し、新幹線で東京へ…という計画。
濱名惣社神明宮へ
三ヶ日駅で降りて自転車を解放。前日に長距離走行してますし、まずは空気入れをしてから出発。

濱名惣社にゆるキャン△2期のイメージビジュアルポスターが貼られていました。年季が入っています。
そしてこのポスターの近くにドラマゆるキャン△のロケ地巡りパンフレットを発見、これにより「高山ふれあいの森展望台」を認識。そもそも方広寺に行く予定だったのですが、Googlemapで調べると展望台を通ってもさほど遠回りにはならず。せっかくなので目的地に追加することに。
これが地獄の始まりでした。
山越え
今回はこういう道に挑むつもりはなかったのに、気づいたら行程に入れてしまっていました。

「高山」「展望台」という名称で察するべきだったのですが、待ち受けているのは急勾配の坂道でした。ギアを一番軽いやつにしてやっと漕げるレベル。速度はもはや徒歩。
原作15巻であおいとメイが坂道に大苦戦していましたが、その気持ちが分かった気がします。前日ではありますがハマイチ+αで既に70kmほど走行して消耗している境遇も類似。
そしてやっとかっとふれあいの森入口に到着し、展望台を往復する徒歩15分も軽い山道。きつい…
加えて再出発しようとすると自転車のチェーンが外れていて足止め。なぜ…
さらにふれあいの森から一度坂を下り、その分また上り。きつい…
上り終わってから方広寺まではひたすら下りで自転車をほとんど漕がずに済んだのは最高でした。

後で冷静になって見てみると、展望台を経由しないで方広寺へ向かうルートも「風越峠」を通る点で同じ。獲得標高に100mの差があるものの結局山越えコースだった模様。旅行前は方広寺に行くのは止めておこうと思っていたところ、1日目終わりに「やっぱ行こう!」と行程に加えた自分をぶん殴りたい。
濱名惣社から方広寺までは約1時間半かかりました。↑のmapが示している時間が1時間7分で、ふれあいの森展望台へ立ち寄った時間を考慮するとほぼ合致。「坂のキツさを考えてねーだろ!」と文句を言いたかったけどしっかり計算されてて悔しい。
展望台に寄った分だけ行程が遅れており「さくめ」への到着予想時刻が開店ギリギリになってしまったため、方広寺はあまりじっくり回れず。本堂の外観だけ確認して離脱。
うなぎ
「さくめ」には開店時間を少し過ぎて到着。展望台に寄った分に加え、方広寺から向かう途中で道を間違えて開店時間アウト。平坦道が心地よすぎて気分よく漕いでたら曲がるポイントを大きく通り過ぎていました。そして昨日ぶりに浜名湖畔のサイクリングロードに出ると、昨日ほどではないもののやっぱり風がきつくてさらに体力消耗。
待ち時間は周辺のスポット巡りをしようと思っていたのですが、受付簿に名前を書いてからはいったん小休止しないと動けない状態でした。マジでグロッキー。
休んでいるときにハマイチ中で同じく休憩中の方とお喋りしたのですが、猪鼻湖ルート沿いにあるはちみつソフトクリームが美味しい店の情報を入手しました(長坂養蜂場)。それは行ってみたい…。すなわちハマイチフルコースへ挑みに来なければということか…。
休憩後は浜名湖佐久米駅、踏切、さらに湖岸の風景を確認。踏切までで戻っていれば良かったのですが、湖岸まで足を伸ばした影響で駅に電車が到着する瞬間を見れませんでした。残念。
辺りの散策が済んだら「さくめ」に戻ります。疲れに疲れているのですが椅子とかあるわけではないので、地べたに座って待機。車なら車内で待てるんですけどね。第1駐車場(お店の敷地)と第2駐車場(未確認)があり、受付簿に車のナンバーを書いておくと第1駐車場くらいなら店員さんが呼びに来てくれるっぽいです。
開店時間ちょっと過ぎに受付した自分は80分ほどの待ち時間で入店。メニューや料理は前掲のとおり。
実は宮崎もうなぎの養殖はそれなり(調べたら静岡より生産量が多い)で、東京では高いというイメージが先行して避けていました。久々に美味しくいただきました。安かったのかは知りませんけど。
再び山越え
浜名湖佐久米を去り、奥浜名湖展望公園を経由して気賀駅(藤田屋)へ。
うなぎを食べて体力回復…と言いたいところですが即効性は無く。なんとか残りのスポット巡りを完遂したい…と思っていたらまた山越え。「展望公園」なんだから当たり前。
坂の途中からは腹痛にも襲われ息絶え絶え。近くに公衆トイレがあるわけもなく、かといって一旦下りてまた上ろうという気力はなく、とにかく我慢。
そして展望公園の入口に到達したところで心が折れました。さらに道悪、さらに急傾斜になっているんだもの…。自転車を降り、押して進みました。多分目は死んでました。なでしこ、平気な顔してママチャリで上ってましたね。おいマジか。
「さくめ」を後にしてから約50分でようやく展望公園駐車場に到着。お腹が痛くて早くトイレに行きたかったので、展望台跡を確認したらさっさと下山。舗装が悪いのはともかくとして道幅が狭く急カーブばかりなので、下りはブレーキをかけっぱなし。ふれあいの森・風越峠のような楽しみもありませんでした。つらい。
ゴール!
道中見つけた公衆トイレに駆け込み、すっきりしてからラストスパート。体力的には変わらないのですが腹痛から解放されたおかげで楽な気分に。
1日目のハマイチでも2日目午前中でも通ったエリアを逆走し、最後の区間(佐久米~気賀)を完走。これで自転車パートはいったん終了。(あとは東京での家路のみ)
藤田屋に寄ったのは15時台。4~5組くらい並んでました。1組につき5分…とはいいませんが提供スピードがそれほど早くないのも並ぶ原因かも。

作中のなでしこはクリームを2つ注文していましたが、自分はつぶあんとクリーム1つずつ。クリーム美味しかったですね。でも生地の片面(写真で写した面の反対側)に海苔?が混ぜ込まれているのは謎でした。いや、確かに、アクセントになるような気がしなくもないのですけど。
大判焼きで一息ついたところで掛川行きの電車も来たので、そこからは輪行。駅メモをしたかったのでギリギリ耐えましたが、疲れで意識が飛び飛び。新幹線はほぼ寝ていました。
自転車まとめ
1日目のハマイチや2日目の奥浜名巡りその他の移動を全部合わせると、走行距離は110~120kmくらいとなったようです。
翌日から3,4日ほど筋肉痛だったのは当然ですが、右太腿の筋肉(下部、膝側)を少々痛めてしまったのは想定外でした。1週間経った今もやや違和感が残ってます。ほぼ走り込みしてない状態からハーフマラソンに出場して膝を壊すみたいな経験はあったものの、自転車は日常的に乗っているので故障することはあるまいと思ってましたが…。
普段走るのは平坦な道なので、坂道の負荷がきつかったということでしょうか。結局のところトレーニング不足なようです。今回気づけて良かったかも。
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